2010年09月30日

Today's Bible story

今日9月30日(木)も良い日でありますように。

聖ヒエロニモ司教教会博士(記)

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◆今日の聖書物語


ルカによる福音
(10:1-12)

10:1
 その後、主は別に七十二人を選び、行こうとしておられたすべての町や村へ、ふたりずつ先におつかわしになった。

10:2
 そのとき、彼らに言われた、「収穫は多いが、働き人が少ない。だから、収穫の主に願って、その収穫のために働き人を送り出すようにしてもらいなさい。

10:3
 さあ、行きなさい。わたしがあなたがたをつかわすのは、小羊をおおかみの中に送るようなものである。

10:4
 財布も袋もくつも持って行くな。だれにも道であいさつするな。

10:5
 どこかの家にはいったら、まず『平安がこの家にあるように』と言いなさい。

10:6
 もし平安の子がそこにおれば、あなたがたの祈る平安はその人の上にとどまるであろう。もしそうでなかったら、それはあなたがたの上に帰って来るであろう。

10:7
 それで、その同じ家に留まっていて、家の人が出してくれるものを飲み食いしなさい。働き人がその報いを得るのは当然である。家から家へと渡り歩くな。

10:8
 どの町へはいっても、人々があなたがたを迎えてくれるなら、前に出されるものを食べなさい。

10:9
 そして、その町にいる病人をいやしてやり、『神の国はあなたがたに近づいた』と言いなさい。

10:10
 しかし、どの町へはいっても、人々があなたがたを迎えない場合には、大通りに出て行って言いなさい、

10:11
 『わたしたちの足についているこの町のちりも、ぬぐい捨てて行く。しかし、神の国が近づいたことは、承知しているがよい』。

10:12
 あなたがたに言っておく。その日には、この町よりもソドムの方が耐えやすいであろう。


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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D5_262.htm


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ヨブ記
(19:21-27)

19:21
 わが友よ、わたしをあわれめ、わたしをあわれめ、神のみ手がわたしを打ったからである。

19:22
 あなたがたは、なにゆえ神のようにわたしを責め、わたしの肉をもって満足しないのか。

19:23
 どうか、わたしの言葉が、書きとめられるように。どうか、わたしの言葉が、書物にしるされるように。

19:24
 鉄の筆と鉛とをもって、ながく岩に刻みつけられるように。

19:25
 わたしは知る、わたしをあがなう者は生きておられる、後の日に彼は必ず地の上に立たれる。

19:26
 わたしの皮がこのように滅ぼされたのち、わたしは肉を離れて神を見るであろう。

19:27
 しかもわたしの味方として見るであろう。わたしの見る者はこれ以外のものではない。わたしの心はこれを望んでこがれる。


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◆今日の読書


ユディト記
(10:1-5、11-16、11:1-6、18-21)
口語訳が無い為掲載できません。

外典(続編)―カトリック教会は第二正典とする
ユディト記―マカバイ記のパロディ?
外国軍の侵略をうけたユダヤを、ユディトという絶世の美女が性的魅力・知力・胆力で、敵の大将の首を寝室で切り落とし、武力によらず女性の魅力で侵略軍を破り、ユダヤを救うという架空歴史物語。旧約聖書の故事を駆使したこの知識人作者は、マカバイ記Tで誇示したハスモン家一家の武勇は、たった一人の女性の力に及ばないと言おうとしたなら、これは風刺文学の傑作。
(携帯不可)
http://www.asahi-net.or.jp/~zm4m-ootk/kyuyaku.html#kome40


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◆今週の聖書朗読 (新共同訳聖書)(イエスのカリタス修道女会)
http://www.m-caritas.jp/reading.html

◆CNA今日の聖書朗読(英語)
http://www.catholicnewsagency.com/calendarday.php?date=2010-9-30

2010年09月29日

Today's Bible story

今日9月29日(水)も良い日でありますように。

聖ミカエル(祝)
聖ガブリエル(祝)
聖ラファエル天使(祝)

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◆今日の聖書物語


ヨハネによる福音
(1:47-51)

1:47
 イエスはナタナエルが自分の方に来るのを見て、彼について言われた、「見よ、あの人こそ、ほんとうのイスラエル人である。その心には偽りがない」。

1:48
 ナタナエルは言った、「どうしてわたしをご存じなのですか」。イエスは答えて言われた、「ピリポがあなたを呼ぶ前に、わたしはあなたが、いちじくの木の下にいるのを見た」。

1:49
 ナタナエルは答えた、「先生、あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です」。

1:50
 イエスは答えて言われた、「あなたが、いちじくの木の下にいるのを見たと、わたしが言ったので信じるのか。これよりも、もっと大きなことを、あなたは見るであろう」。

1:51
 また言われた、「よくよくあなたがたに言っておく。天が開けて、神の御使たちが人の子の上に上り下りするのを、あなたがたは見るであろう」。


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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D5_261.htm


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ダニエル書(7:9-10、13-14)
または、ヨハネの黙示録(12:7-12a)


ダニエル書
(7:9-10、13-14)

7:9
 わたしが見ていると、もろもろのみ座が設けられて、日の老いたる者が座しておられた。その衣は雪のように白く、頭の毛は混じりもののない羊の毛のようであった。そのみ座は火の炎であり、その車輪は燃える火であった。

7:10
 彼の前から、ひと筋の火の流れが出てきた。彼に仕える者は千々、彼の前にはべる者は万々、審判を行う者はその席に着き、かずかずの書き物が開かれた。

7:13
 わたしはまた夜の幻のうちに見ていると、見よ、人の子のような者が、天の雲に乗ってきて、日の老いたる者のもとに来ると、その前に導かれた。

7:14
 彼に主権と光栄と国とを賜い、諸民、諸族、諸国語の者を彼に仕えさせた。その主権は永遠の主権であって、なくなることがなく、その国は滅びることがない。


ヨハネの黙示録
(12:7-12a)

12:7
 さて、天では戦いが起った。ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。龍もその使たちも応戦したが、

12:8
 勝てなかった。そして、もはや天には彼らのおる所がなくなった。

12:9
 この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落され、その使たちも、もろともに投げ落された。

12:10
 その時わたしは、大きな声が天でこう言うのを聞いた、「今や、われらの神の救と力と国と、神のキリストの権威とは、現れた。われらの兄弟らを訴える者、夜昼われらの神のみまえで彼らを訴える者は、投げ落された。

12:11
 兄弟たちは、小羊の血と彼らのあかしの言葉とによって、彼にうち勝ち、死に至るまでもそのいのちを惜しまなかった。

12:12a
 それゆえに、天とその中に住む者たちよ、大いに喜べ。


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◆今日の読書


ヨハネの黙示録
(12:1-17)

12:1
 また、大いなるしるしが天に現れた。ひとりの女が太陽を着て、足の下に月を踏み、その頭に十二の星の冠をかぶっていた。

12:2
 この女は子を宿しており、産みの苦しみと悩みとのために、泣き叫んでいた。

12:3
 また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、大きな、赤い龍がいた。それに七つの頭と十の角とがあり、その頭に七つの冠をかぶっていた。

12:4
 その尾は天の星の三分の一を掃き寄せ、それらを地に投げ落した。龍は子を産もうとしている女の前に立ち、生れたなら、その子を食い尽そうとかまえていた。

12:5
 女は男の子を産んだが、彼は鉄のつえをもってすべての国民を治めるべき者である。この子は、神のみもとに、その御座のところに、引き上げられた。

12:6
 女は荒野へ逃げて行った。そこには、彼女が千二百六十日のあいだ養われるように、神の用意された場所があった。

12:7
 さて、天では戦いが起った。ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。龍もその使たちも応戦したが、

12:8
 勝てなかった。そして、もはや天には彼らのおる所がなくなった。

12:9
 この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落され、その使たちも、もろともに投げ落された。

12:10
 その時わたしは、大きな声が天でこう言うのを聞いた、「今や、われらの神の救と力と国と、神のキリストの権威とは、現れた。われらの兄弟らを訴える者、夜昼われらの神のみまえで彼らを訴える者は、投げ落された。

12:11
 兄弟たちは、小羊の血と彼らのあかしの言葉とによって、彼にうち勝ち、死に至るまでもそのいのちを惜しまなかった。

12:12
 それゆえに、天とその中に住む者たちよ、大いに喜べ。しかし、地と海よ、おまえたちはわざわいである。悪魔が、自分の時が短いのを知り、激しい怒りをもって、おまえたちのところに下ってきたからである」。

12:13
 龍は、自分が地上に投げ落されたと知ると、男子を産んだ女を追いかけた。

12:14
 しかし、女は自分の場所である荒野に飛んで行くために、大きなわしの二つの翼を与えられた。そしてそこでへびからのがれて、一年、二年、また、半年の間、養われることになっていた。

12:15
 へびは女の後に水を川のように、口から吐き出して、女をおし流そうとした。

12:16
 しかし、地は女を助けた。すなわち、地はその口を開いて、龍が口から吐き出した川を飲みほした。

12:17
 龍は、女に対して怒りを発し、女の残りの子ら、すなわち、神の戒めを守り、イエスのあかしを持っている者たちに対して、戦いをいどむために、出て行った


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◆今週の聖書朗読 (新共同訳聖書)(イエスのカリタス修道女会)
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2010年09月28日

Today's Bible story

今日9月28日(火)も良い日でありますように。

聖トマス西と15殉教者(記)

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◆今日の聖書物語


ルカによる福音
(9:51-56)

9:51
 さて、イエスが天に上げられる日が近づいたので、エルサレムへ行こうと決意して、その方へ顔をむけられ、

9:52
 自分に先立って使者たちをおつかわしになった。そして彼らがサマリヤ人の村へはいって行き、イエスのために準備をしようとしたところ、

9:53
 村人は、エルサレムへむかって進んで行かれるというので、イエスを歓迎しようとはしなかった。

9:54
 弟子のヤコブとヨハネとはそれを見て言った、「主よ、いかがでしょう。彼らを焼き払ってしまうように、天から火をよび求めましょうか」。

9:55
 イエスは振りかえって、彼らをおしかりになった。

9:56
 そして一同はほかの村へ行った。


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今日の『み言葉』について
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ヨブ記
(3:1-3、11-17、20-23)

3:1
 この後、ヨブは口を開いて、自分の生れた日をのろった。

3:2
 すなわちヨブは言った、

3:3
 「わたしの生れた日は滅びうせよ。『男の子が、胎にやどった』と言った夜もそのようになれ。

3:11
 なにゆえ、わたしは胎から出て、死ななかったのか。腹から出たとき息が絶えなかったのか。

3:12
 なにゆえ、ひざが、わたしを受けたのか。なにゆえ、乳ぶさがあって、わたしはそれを吸ったのか。

3:13
 そうしなかったならば、わたしは伏して休み、眠ったであろう。そうすればわたしは安んじており、

3:14
 自分のために荒れ跡を築き直した地の王たち、参議たち、

3:15
 あるいは、こがねを持ち、しろがねを家に満たした君たちと一緒にいたであろう。

3:16
 なにゆえ、わたしは人知れずおりる胎児のごとく、光を見ないみどりごのようでなかったのか。

3:17
 かしこでは悪人も、あばれることをやめ、うみ疲れた者も、休みを得、

3:20
 なにゆえ、悩む者に光を賜い、心の苦しむ者に命を賜わったのか。

3:21
 このような人は死を望んでも来ない、これを求めることは隠れた宝を掘るよりも、はなはだしい。

3:22
 彼らは墓を見いだすとき、非常に喜び楽しむのだ。

3:23
 なにゆえ、その道の隠された人に、神が、まがきをめぐらされた人に、光を賜わるのか。


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◆今日の読書


ユディト記
(6:1-7、10-7:1、4-5)
口語訳が無い為掲載できません。

外典(続編)―カトリック教会は第二正典とする
ユディト記―マカバイ記のパロディ?
外国軍の侵略をうけたユダヤを、ユディトという絶世の美女が性的魅力・知力・胆力で、敵の大将の首を寝室で切り落とし、武力によらず女性の魅力で侵略軍を破り、ユダヤを救うという架空歴史物語。旧約聖書の故事を駆使したこの知識人作者は、マカバイ記Tで誇示したハスモン家一家の武勇は、たった一人の女性の力に及ばないと言おうとしたなら、これは風刺文学の傑作。
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◆今週の聖書朗読 (新共同訳聖書)(イエスのカリタス修道女会)
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◆CNA今日の聖書朗読(英語)
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2010年09月27日

Today's Bible story

今日9月27日(月)も良い日でありますように。

聖ビンセンチオ・ア・パウロ司祭(記)

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◆今日の聖書物語


ルカによる福音
(9:46-50)

9:46
 弟子たちの間に、彼らのうちでだれがいちばん偉いだろうかということで、議論がはじまった。

9:47
 イエスは彼らの心の思いを見抜き、ひとりの幼な子を取りあげて自分のそばに立たせ、彼らに言われた、

9:48
 「だれでもこの幼な子をわたしの名のゆえに受けいれる者は、わたしを受けいれるのである。そしてわたしを受けいれる者は、わたしをおつかわしになったかたを受けいれるのである。あなたがたみんなの中でいちばん小さい者こそ、大きいのである」。

9:49
 するとヨハネが答えて言った、「先生、わたしたちはある人があなたの名を使って悪霊を追い出しているのを見ましたが、その人はわたしたちの仲間でないので、やめさせました」。

9:50
 イエスは彼に言われた、「やめさせないがよい。あなたがたに反対しない者は、あなたがたの味方なのである」。


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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D5_259.htm


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ヨブ記
(1:6-22)

1:6
 ある日、神の子たちが来て、主の前に立った。サタンも来てその中にいた。

1:7
 主は言われた、「あなたはどこから来たか」。サタンは主に答えて言った、「地を行きめぐり、あちらこちら歩いてきました」。

1:8
 主はサタンに言われた、「あなたはわたしのしもべヨブのように全く、かつ正しく、神を恐れ、悪に遠ざかる者の世にないことを気づいたか」。

1:9
 サタンは主に答えて言った、「ヨブはいたずらに神を恐れましょうか。

1:10
 あなたは彼とその家およびすべての所有物のまわりにくまなく、まがきを設けられたではありませんか。あなたは彼の勤労を祝福されたので、その家畜は地にふえたのです。

1:11
 しかし今あなたの手を伸べて、彼のすべての所有物を撃ってごらんなさい。彼は必ずあなたの顔に向かって、あなたをのろうでしょう」。

1:12
 主はサタンに言われた、「見よ、彼のすべての所有物をあなたの手にまかせる。ただ彼の身に手をつけてはならない」。サタンは主の前から出て行った。

1:13
 ある日ヨブのむすこ、娘たちが第一の兄の家で食事をし、酒を飲んでいたとき、

1:14
 使者がヨブのもとに来て言った、「牛が耕し、ろばがそのかたわらで草を食っていると、

1:15
 シバびとが襲ってきて、これを奪い、つるぎをもってしもべたちを打ち殺しました。わたしはただひとりのがれて、あなたに告げるために来ました」。

1:16
 彼がなお語っているうちに、またひとりが来て言った、「神の火が天から下って、羊およびしもべたちを焼き滅ぼしました。わたしはただひとりのがれて、あなたに告げるために来ました」。

1:17
 彼がなお語っているうちに、またひとりが来て言った、「カルデヤびとが三組に分れて来て、らくだを襲ってこれを奪い、つるぎをもってしもべたちを打ち殺しました。わたしはただひとりのがれて、あなたに告げるために来ました」。

1:18
 彼がなお語っているうちに、またひとりが来て言った、「あなたのむすこ、娘たちが第一の兄の家で食事をし、酒を飲んでいると、

1:19
荒野の方から大風が吹いてきて、家の四すみを撃ったので、あの若い人たちの上につぶれ落ちて、皆死にました。わたしはただひとりのがれて、あなたに告げるために来ました」。

1:20
 このときヨブは起き上がり、上着を裂き、頭をそり、地に伏して拝し、

1:21
 そして言った、「わたしは裸で母の胎を出た。また裸でかしこに帰ろう。主が与え、主が取られたのだ。主のみ名はほむべきかな」。

1:22
 すべてこの事においてヨブは罪を犯さず、また神に向かって愚かなことを言わなかった。


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◆今日の読書


ユディト記
(5:1-24)
口語訳が無い為掲載できません。

外典(続編)―カトリック教会は第二正典とする
ユディト記―マカバイ記のパロディ?
外国軍の侵略をうけたユダヤを、ユディトという絶世の美女が性的魅力・知力・胆力で、敵の大将の首を寝室で切り落とし、武力によらず女性の魅力で侵略軍を破り、ユダヤを救うという架空歴史物語。旧約聖書の故事を駆使したこの知識人作者は、マカバイ記Tで誇示したハスモン家一家の武勇は、たった一人の女性の力に及ばないと言おうとしたなら、これは風刺文学の傑作。
(携帯不可)
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◆今週の聖書朗読 (新共同訳)(イエスのカリタス修道女会)
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2010年09月26日

Today's Bible story

今日9月26日(日)も良い日でありますように。

年間第26主日

世界難民移住移動者の日

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◆今日の聖書物語


ルカによる福音
(16:19-31)

16:19
 ある金持がいた。彼は紫の衣や細布を着て、毎日ぜいたくに遊び暮していた。

16:20
 ところが、ラザロという貧乏人が全身でき物でおおわれて、この金持の玄関の前にすわり、

16:21
 その食卓から落ちるもので飢えをしのごうと望んでいた。その上、犬がきて彼のでき物をなめていた。

16:22
 この貧乏人がついに死に、御使たちに連れられてアブラハムのふところに送られた。金持も死んで葬られた。

16:23
 そして黄泉にいて苦しみながら、目をあげると、アブラハムとそのふところにいるラザロとが、はるかに見えた。

16:24
 そこで声をあげて言った、『父、アブラハムよ、わたしをあわれんでください。ラザロをおつかわしになって、その指先を水でぬらし、わたしの舌を冷やさせてください。わたしはこの火炎の中で苦しみもだえています』。

16:25
 アブラハムが言った、『子よ、思い出すがよい。あなたは生前よいものを受け、ラザロの方は悪いものを受けた。しかし今ここでは、彼は慰められ、あなたは苦しみもだえている。

16:26
 そればかりか、わたしたちとあなたがたとの間には大きな淵がおいてあって、こちらからあなたがたの方へ渡ろうと思ってもできないし、そちらからわたしたちの方へ越えて来ることもできない』。

16:27
 そこで金持が言った、『父よ、ではお願いします。わたしの父の家へラザロをつかわしてください。

16:28
 わたしに五人の兄弟がいますので、こんな苦しい所へ来ることがないように、彼らに警告していただきたいのです』。

16:29
 アブラハムは言った、『彼らにはモーセと預言者とがある。それに聞くがよかろう』。

16:30
 金持が言った、『いえいえ、父アブラハムよ、もし死人の中からだれかが兄弟たちのところへ行ってくれましたら、彼らは悔い改めるでしょう』。

16:31
 アブラハムは言った、『もし彼らがモーセと預言者とに耳を傾けないなら、死人の中からよみがえってくる者があっても、彼らはその勧めを聞き入れはしないであろう』」。


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主日の福音朗読
ルカによる福音 16章19−31節
(携帯不可)
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D6_13.htm#13
http://www.donboscojp.org/sdblogos/images/sc6_13_1.mp3


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アモス書
(6:1a、4-7)

6:1a
 「わざわいなるかな、安らかにシオンにいる者、

6:4
 わざわいなるかな、みずから象牙の寝台に伏し、長いすの上に身を伸ばし、群れのうちから小羊を取り、牛舎のうちから子牛を取って食べ、

6:5
 琴の音に合わせて歌い騒ぎ、ダビデのように楽器を造り出し、

6:6
 鉢をもって酒を飲み、いとも尊い油を身にぬり、ヨセフの破滅を悲しまない者たちよ。

6:7
 それゆえ今、彼らは捕われて、捕われ人のまっ先に立って行く。そしてかの身を伸ばした者どもの騒ぎはやむであろう」。


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テモテヘの第一の手紙
(6:11-16)

6:11
 しかし、神の人よ。あなたはこれらの事を避けなさい。そして、義と信心と信仰と愛と忍耐と柔和とを追い求めなさい。

6:12
 信仰の戦いをりっぱに戦いぬいて、永遠のいのちを獲得しなさい。あなたは、そのために召され、多くの証人の前で、りっぱなあかしをしたのである。

6:13
 わたしはすべてのものを生かして下さる神のみまえと、またポンテオ・ピラトの面前でりっぱなあかしをなさったキリスト・イエスのみまえで、あなたに命じる。

6:14
 わたしたちの主イエス・キリストの出現まで、その戒めを汚すことがなく、また、それを非難のないように守りなさい。

6:15
 時がくれば、祝福に満ちた、ただひとりの力あるかた、もろもろの王の王、もろもろの主の主が、キリストを出現させて下さるであろう。

6:16
 神はただひとり不死を保ち、近づきがたい光の中に住み、人間の中でだれも見た者がなく、見ることもできないかたである。ほまれと永遠の支配とが、神にあるように、アァメン。


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聖書のことば 9月26日
益田カトリック教会
(携帯不可)
http://www.iwami.or.jp/masuka/seisyokotoba.html


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◆今日の読書


ユディト記
(2:1-6、3:7-8a、4:1-2、8-15)
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ユディト記―マカバイ記のパロディ?
外国軍の侵略をうけたユダヤを、ユディトという絶世の美女が性的魅力・知力・胆力で、敵の大将の首を寝室で切り落とし、武力によらず女性の魅力で侵略軍を破り、ユダヤを救うという架空歴史物語。旧約聖書の故事を駆使したこの知識人作者は、マカバイ記Tで誇示したハスモン家一家の武勇は、たった一人の女性の力に及ばないと言おうとしたなら、これは風刺文学の傑作。
(携帯不可)
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◆今週の聖書朗読 (新共同訳)(イエスのカリタス修道女会)
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2010年09月25日

Today's Bible story

今日9月25日(土)も良い日でありますように。

(聖母の土曜日)

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◆今日の聖書物語


ルカによる福音
(9:43b-45)

9:43b
 みんなの者がイエスのしておられた数々の事を不思議に思っていると、弟子たちに言われた、

9:44
 「あなたがたはこの言葉を耳におさめて置きなさい。人の子は人々の手に渡されようとしている」。

9:45
 しかし、彼らはなんのことかわからなかった。それが彼らに隠されていて、悟ることができなかったのである。また彼らはそのことについて尋ねるのを恐れていた。


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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D5_258.htm


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伝道の書
(コヘレトの言葉)
(11:9〜12:8)

11:9
 若い者よ、あなたの若い時に楽しめ。あなたの若い日にあなたの心を喜ばせよ。あなたの心の道に歩み、あなたの目の見るところに歩め。ただし、そのすべての事のために、神はあなたをさばかれることを知れ。

11:10
 あなたの心から悩みを去り、あなたのからだから痛みを除け。若い時と盛んな時はともに空だからである。

12:1
 あなたの若い日に、あなたの造り主を覚えよ。悪しき日がきたり、年が寄って、「わたしにはなんの楽しみもない」と言うようにならない前に、

12:2
 また日や光や、月や星の暗くならない前に、雨の後にまた雲が帰らないうちに、そのようにせよ。

12:3
 その日になると、家を守る者は震え、力ある人はかがみ、ひきこなす女は少ないために休み、窓からのぞく者の目はかすみ、

12:4
 町の門は閉ざされる。その時ひきこなす音は低くなり、人は鳥の声によって起きあがり、歌の娘たちは皆、低くされる。

12:5
 彼らはまた高いものを恐れる。恐ろしいものが道にあり、あめんどうは花咲き、いなごはその身をひきずり歩き、その欲望は衰え、人が永遠の家に行こうとするので、泣く人が、ちまたを歩きまわる。

12:6
 その後、銀のひもは切れ、金の皿は砕け、水がめは泉のかたわらで破れ、車は井戸のかたわらで砕ける。

12:7
 ちりは、もとのように土に帰り、霊はこれを授けた神に帰る。

12:8
 伝道者は言う、「空の空、いっさいは空である」と。


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◆今日の読書


トビト記
(10:7g-11:7)

口語訳が無い為掲載できません。

旧約聖書続編
トビト記―離散民の慰め、天使物語
離散民であるトビトが同胞のために働いたのに、失明の不運に陥るが、息子トビアに天使ラファエルの援助で、嫁とりと、快癒の幸運に恵まれる物語。国家から保護されない在外ユダヤ人が、同胞相助けていれば天使の助けがあるという、教訓民話。
http://www.asahi-net.or.jp/~zm4m-ootk/kyuyaku.html


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◆今週の聖書朗読 (新共同訳)(イエスのカリタス修道女会)
http://www.m-caritas.jp/reading.html

2010年09月24日

Today's Bible story

今日9月24日(金)も良い日でありますように。

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◆今日の聖書物語


ルカによる福音
(9:18-22)

9:18
 イエスがひとりで祈っておられたとき、弟子たちが近くにいたので、彼らに尋ねて言われた、「群衆はわたしをだれと言っているか」。

9:19
 彼らは答えて言った、「バプテスマのヨハネだと、言っています。しかしほかの人たちは、エリヤだと言い、また昔の預言者のひとりが復活したのだと、言っている者もあります」。

9:20
 彼らに言われた、「それでは、あなたがたはわたしをだれと言うか」。ペテロが答えて言った、「神のキリストです」。

9:21
 イエスは彼らを戒め、この事をだれにも言うなと命じ、そして言われた、

9:22
 「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちに捨てられ、また殺され、そして三日目によみがえる」。


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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D5_257.htm


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伝道の書
(コヘレトの言葉)
(3:1-11)

3:1
 天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。

3:2
 生るるに時があり、死ぬるに時があり、植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり、

3:3
 殺すに時があり、いやすに時があり、こわすに時があり、建てるに時があり、

3:4
 泣くに時があり、笑うに時があり、悲しむに時があり、踊るに時があり、

3:5
 石を投げるに時があり、石を集めるに時があり、抱くに時があり、抱くことをやめるに時があり、

3:6
 捜すに時があり、失うに時があり、保つに時があり、捨てるに時があり、

3:7
 裂くに時があり、縫うに時があり、黙るに時があり、語るに時があり、

3:8
 愛するに時があり、憎むに時があり、戦うに時があり、和らぐに時がある。

3:9
 働く者はその労することにより、なんの益を得るか。

3:10
 わたしは神が人の子らに与えて、ほねおらせられる仕事を見た。

3:11
 神のなされることは皆その時にかなって美しい。神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた。それでもなお、人は神のなされるわざを初めから終りまで見きわめることはできない。


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◆今日の読書


トビト記
(7:1、9-17、8:4-16)
口語訳が無い為掲載できません。

旧約聖書続編
トビト記―離散民の慰め、天使物語
離散民であるトビトが同胞のために働いたのに、失明の不運に陥るが、息子トビアに天使ラファエルの援助で、嫁とりと、快癒の幸運に恵まれる物語。国家から保護されない在外ユダヤ人が、同胞相助けていれば天使の助けがあるという、教訓民話。
(携帯不可)
http://www.asahi-net.or.jp/~zm4m-ootk/kyuyaku.html


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◆今週の聖書朗読 (新共同訳)(イエスのカリタス修道女会)
http://www.m-caritas.jp/reading.html
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2010年09月23日

Today's Bible story

今日9月23日(木)も良い日でありますように。

聖ピオ - ピエトレルチーナ−司祭(記)

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◆今日の聖書物語


ルカによる福音
(9:7-9)

9:7
 さて、領主ヘロデはいろいろな出来事を耳にして、あわて惑っていた。それは、ある人たちは、ヨハネが死人の中からよみがえったと言い、

9:8
 またある人たちは、エリヤが現れたと言い、またほかの人たちは、昔の預言者のひとりが復活したのだと言っていたからである。

9:9
 そこでヘロデが言った、「ヨハネはわたしがすでに首を切ったのだが、こうしてうわさされているこの人は、いったい、だれなのだろう」。そしてイエスに会ってみようと思っていた。


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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D5_256.htm


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伝道の書
(コヘレトの言葉)
(1:2-11)

1:2
 伝道者は言う、空の空、空の空、いっさいは空である。

1:3
 日の下で人が労するすべての労苦は、その身になんの益があるか。

1:4
 世は去り、世はきたる。しかし地は永遠に変らない。

1:5日
 はいで、日は没し、その出た所に急ぎ行く。

1:6
 風は南に吹き、また転じて、北に向かい、めぐりにめぐって、またそのめぐる所に帰る。

1:7
 川はみな、海に流れ入る、しかし海は満ちることがない。川はその出てきた所にまた帰って行く。

1:8
 すべての事は人をうみ疲れさせる、人はこれを言いつくすことができない。目は見ることに飽きることがなく、耳は聞くことに満足することがない。

1:9
 先にあったことは、また後にもある、先になされた事は、また後にもなされる。日の下には新しいものはない。

1:10
 「見よ、これは新しいものだ」と言われるものがあるか、それはわれわれの前にあった世々に、すでにあったものである。

1:11
 前の者のことは覚えられることがない、また、きたるべき後の者のことも、後に起る者はこれを覚えることがない。


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◆今日の読書


トビト記
(6:1-18)
口語訳が無い為掲載できません。

旧約聖書続編
トビト記―離散民の慰め、天使物語
離散民であるトビトが同胞のために働いたのに、失明の不運に陥るが、息子トビアに天使ラファエルの援助で、嫁とりと、快癒の幸運に恵まれる物語。国家から保護されない在外ユダヤ人が、同胞相助けていれば天使の助けがあるという、教訓民話。
(携帯不可)
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◆今週の聖書朗読 (新共同訳)(イエスのカリタス修道女会)
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2010年09月22日

Today's Bible story

今日9月22日(水)も良い日でありますように。

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◆今日の聖書物語


ルカによる福音
(9:1-6)

9:1
 それからイエスは十二弟子を呼び集めて、彼らにすべての悪霊を制し、病気をいやす力と権威とをお授けになった。

9:2
 また神の国を宣べ伝え、かつ病気をなおすためにつかわして

9:3
 言われた、「旅のために何も携えるな。つえも袋もパンも銭も持たず、また下着も二枚は持つな。

9:4
 また、どこかの家にはいったら、そこに留まっておれ。そしてそこから出かけることにしなさい。

9:5
 だれもあなたがたを迎えるものがいなかったら、その町を出て行くとき、彼らに対する抗議のしるしに、足からちりを払い落しなさい」。

9:6
 弟子たちは出て行って、村々を巡り歩き、いたる所で福音を宣べ伝え、また病気をいやした。


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今日の『み言葉』について
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箴言
(30:5-9)

30:5
 神の言葉はみな真実である、神は彼に寄り頼む者の盾である。

30:6
 その言葉に付け加えてはならない、彼があなたを責め、あなたを偽り者とされないためだ。

30:7
 わたしは二つのことをあなたに求めます、わたしの死なないうちに、これをかなえてください。

30:8
 うそ、偽りをわたしから遠ざけ、貧しくもなく、また富みもせず、ただなくてならぬ食物でわたしを養ってください。

30:9
 飽き足りて、あなたを知らないといい、「主とはだれか」と言うことのないため、また貧しくて盗みをし、わたしの神の名を汚すことのないためです。


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◆今日の読書


トビト記
(4:1-6、16、20-21、5:1-14、17c-22)

口語訳が無い為掲載できません。

旧約聖書続編
トビト記―離散民の慰め、天使物語
離散民であるトビトが同胞のために働いたのに、失明の不運に陥るが、息子トビアに天使ラファエルの援助で、嫁とりと、快癒の幸運に恵まれる物語。国家から保護されない在外ユダヤ人が、同胞相助けていれば天使の助けがあるという、教訓民話。
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◆今週の聖書朗読 (新共同訳)(イエスのカリタス修道女会)
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2010年09月21日

Today's Bible story

今日9月21日(火)も良い日でありますように。

聖マタイ使徒福音記者(祝)

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◆今日の聖書物語


マタイによる福音
(9:9-13)

9:9
 さてイエスはそこから進んで行かれ、マタイという人が収税所にすわっているのを見て、「わたしに従ってきなさい」と言われた。すると彼は立ちあがって、イエスに従った。

9:10
 それから、イエスが家で食事の席についておられた時のことである。多くの取税人や罪人たちがきて、イエスや弟子たちと共にその席に着いていた。

9:11
 パリサイ人たちはこれを見て、弟子たちに言った、「なぜ、あなたがたの先生は、取税人や罪人などと食事を共にするのか」。

9:12
 イエスはこれを聞いて言われた、「丈夫な人には医者はいらない。いるのは病人である。

9:13
 『わたしが好むのは、あわれみであって、いけにえではない』とはどういう意味か、学んできなさい。わたしがきたのは、義人を招くためではなく、罪人を招くためである」。


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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D5_254.htm


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エペソ人への手紙
(4:1-7,11-13)

4:1
 さて、主にある囚人であるわたしは、あなたがたに勧める。あなたがたが召されたその召しにふさわしく歩き、

4:2
 できる限り謙虚で、かつ柔和であり、寛容を示し、愛をもって互に忍びあい、

4:3
 平和のきずなで結ばれて、聖霊による一致を守り続けるように努めなさい。

4:4
 からだは一つ、御霊も一つである。あなたがたが召されたのは、一つの望みを目ざして召されたのと同様である。

4:5
 主は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つ。

4:6
 すべてのものの上にあり、すべてのものを貫き、すべてのものの内にいます、すべてのものの父なる神は一つである。

4:7
 しかし、キリストから賜わる賜物のはかりに従って、わたしたちひとりびとりに、恵みが与えられている。

4:11
 そして彼は、ある人を使徒とし、ある人を預言者とし、ある人を伝道者とし、ある人を牧師、教師として、お立てになった。

4:12
 それは、聖徒たちをととのえて奉仕のわざをさせ、キリストのからだを建てさせ、

4:13
 わたしたちすべての者が、神の子を信じる信仰の一致と彼を知る知識の一致とに到達し、全き人となり、ついに、キリストの満ちみちた徳の高さにまで至るためである。


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◆今日の読書


エペソ人への手紙
(4:1-16)

4:1
 さて、主にある囚人であるわたしは、あなたがたに勧める。あなたがたが召されたその召しにふさわしく歩き、

4:2
 できる限り謙虚で、かつ柔和であり、寛容を示し、愛をもって互に忍びあい、

4:3
 平和のきずなで結ばれて、聖霊による一致を守り続けるように努めなさい。

4:4
 からだは一つ、御霊も一つである。あなたがたが召されたのは、一つの望みを目ざして召されたのと同様である。

4:5
 主は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つ。

4:6
 すべてのものの上にあり、すべてのものを貫き、すべてのものの内にいます、すべてのものの父なる神は一つである。

4:7
 しかし、キリストから賜わる賜物のはかりに従って、わたしたちひとりびとりに、恵みが与えられている。

4:8
 そこで、こう言われている、「彼は高いところに上った時、とりこを捕えて引き行き、人々に賜物を分け与えた」。

4:9
 さて「上った」と言う以上、また地下の低い底にも降りてこられたわけではないか。

4:10
 降りてこられた者自身は、同時に、あらゆるものに満ちるために、もろもろの天の上にまで上られたかたなのである。

4:11
 そして彼は、ある人を使徒とし、ある人を預言者とし、ある人を伝道者とし、ある人を牧師、教師として、お立てになった。

4:12
 それは、聖徒たちをととのえて奉仕のわざをさせ、キリストのからだを建てさせ、

4:13
 わたしたちすべての者が、神の子を信じる信仰の一致と彼を知る知識の一致とに到達し、全き人となり、ついに、キリストの満ちみちた徳の高さにまで至るためである。

4:14
 こうして、わたしたちはもはや子供ではないので、だまし惑わす策略により、人々の悪巧みによって起る様々な教の風に吹きまわされたり、もてあそばれたりすることがなく、

4:15
 愛にあって真理を語り、あらゆる点において成長し、かしらなるキリストに達するのである。

4:16
 また、キリストを基として、全身はすべての節々の助けにより、しっかりと組み合わされ結び合わされ、それぞれの部分は分に応じて働き、からだを成長させ、愛のうちに育てられていくのである。


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◆今週の聖書朗読 (新共同訳)(イエスのカリタス修道女会)
http://www.m-caritas.jp/reading.html

2010年09月20日

Today's Bible story

今日9月20日(月)も良い日でありますように。

聖アンデレ金と同志殉教者(記)

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◆今日の聖書物語


ルカによる福音
(8:16-18)

8:16
 だれもあかりをともして、それを何かの器でおおいかぶせたり、寝台の下に置いたりはしない。燭台の上に置いて、はいって来る人たちに光が見えるようにするのである。

8:17
 隠されているもので、あらわにならないものはなく、秘密にされているもので、ついには知られ、明るみに出されないものはない。

8:18
 だから、どう聞くかに注意するがよい。持っている人は更に与えられ、持っていない人は、持っていると思っているものまでも、取り上げられるであろう」。


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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D5_253.htm


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箴言
(3:27-34)

3:27
 あなたの手に善をなす力があるならば、これをなすべき人になすことをさし控えてはならない。

3:28
 あなたが物を持っている時、その隣り人に向かい、「去って、また来なさい。あす、それをあげよう」と言ってはならない。

3:29
 あなたの隣り人がかたわらに安らかに住んでいる時、これに向かって、悪を計ってはならない。

3:30
 もし人があなたに悪を行ったのでなければ、ゆえなく、これと争ってはならない。

3:31
 暴虐な人を、うらやんではならない、そのすべての道を選んではならない。

3:32
 よこしまな者は主に憎まれるからである、しかし、正しい者は主に信任される。

3:33
 主の、のろいは悪しき者の家にある、しかし、正しい人のすまいは主に恵まれる。

3:34
 彼はあざける者をあざけり、へりくだる者に恵みを与えられる。

3:35
 知恵ある者は、誉を得る、しかし、愚かな者ははずかしめを得る。


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◆今日の読書


トビト記
(2:1-3:6)
口語訳が無い為掲載できません。

旧約聖書続編
トビト記―離散民の慰め、天使物語
離散民であるトビトが同胞のために働いたのに、失明の不運に陥るが、息子トビアに天使ラファエルの援助で、嫁とりと、快癒の幸運に恵まれる物語。国家から保護されない在外ユダヤ人が、同胞相助けていれば天使の助けがあるという、教訓民話。
http://www.asahi-net.or.jp/~zm4m-ootk/kyuyaku.html


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◆今週の聖書朗読 (新共同訳聖書)(イエスのカリタス修道女会)
(携帯不可)
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2010年09月19日

Today's Bible story

今日9月19日(日)も良い日でありますように。

年間第25主日

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◆今日の聖書物語


ルカによる福音
(16:1-13)

16:1
 イエスはまた、弟子たちに言われた、「ある金持のところにひとりの家令がいたが、彼は主人の財産を浪費していると、告げ口をする者があった。

16:2
 そこで主人は彼を呼んで言った、『あなたについて聞いていることがあるが、あれはどうなのか。あなたの会計報告を出しなさい。もう家令をさせて置くわけにはいかないから』。

16:3
 この家令は心の中で思った、『どうしようか。主人がわたしの職を取り上げようとしている。土を掘るには力がないし、物ごいするのは恥ずかしい。

16:4
 そうだ、わかった。こうしておけば、職をやめさせられる場合、人々がわたしをその家に迎えてくれるだろう』。

16:5
 それから彼は、主人の負債者をひとりびとり呼び出して、初めの人に、『あなたは、わたしの主人にどれだけ負債がありますか』と尋ねた。

16:6
 『油百樽です』と答えた。そこで家令が言った、『ここにあなたの証書がある。すぐそこにすわって、五十樽と書き変えなさい』。

16:7
 次に、もうひとりに、『あなたの負債はどれだけですか』と尋ねると、『麦百石です』と答えた。これに対して、『ここに、あなたの証書があるが、八十石と書き変えなさい』と言った。

16:8
 ところが主人は、この不正な家令の利口なやり方をほめた。この世の子らはその時代に対しては、光の子らよりも利口である。

16:9
 またあなたがたに言うが、不正の富を用いてでも、自分のために友だちをつくるがよい。そうすれば、富が無くなった場合、あなたがたを永遠のすまいに迎えてくれるであろう。

16:10
 小事に忠実な人は、大事にも忠実である。そして、小事に不忠実な人は大事にも不忠実である。

16:11
 だから、もしあなたがたが不正の富について忠実でなかったら、だれが真の富を任せるだろうか。

16:12
 また、もしほかの人のものについて忠実でなかったら、だれがあなたがたのものを与えてくれようか。

16:13
 どの僕でも、ふたりの主人に兼ね仕えることはできない。一方を憎んで他方を愛し、あるいは、一方に親しんで他方をうとんじるからである。あなたがたは、神と富とに兼ね仕えることはできない」。


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主日の福音朗読
ルカによる福音 16章1−13節
(携帯不可)
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D6_12.htm#12
http://www.donboscojp.org/sdblogos/images/sc6_12_1.mp3


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アモス書
(8:4-7)

8:4
 あなたがた、貧しい者を踏みつけ、また国の乏しい者を滅ぼす者よ、これを聞け。

8:5
 あなたがたは言う、「新月はいつ過ぎ去るだろう、そうしたら、われわれは穀物を売ろう。安息日はいつ過ぎ去るだろう、そうしたら、われわれは麦を売り出そう。われわれはエパを小さくし、シケルを大きくし、偽りのはかりをもって欺き、

8:6
 乏しい者を金で買い、貧しい者をくつ一足で買いとり、また、くず麦を売ろう」。

8:7
 主はヤコブの誇をさして誓われた、「わたしは必ず彼らのすべてのわざをいつまでも忘れない。


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テモテヘの第一の手紙
(2:1-8)

2:1
 そこで、まず第一に勧める。すべての人のために、王たちと上に立っているすべての人々のために、願いと、祈と、とりなしと、感謝とをささげなさい。

2:2
 それはわたしたちが、安らかで静かな一生を、真に信心深くまた謹厳に過ごすためである。

2:3
 これは、わたしたちの救主である神のみまえに良いことであり、また、みこころにかなうことである。

2:4
 神は、すべての人が救われて、真理を悟るに至ることを望んでおられる。

2:5
 神は唯一であり、神と人との間の仲保者もただひとりであって、それは人なるキリスト・イエスである。

2:6
 彼は、すべての人のあがないとしてご自身をささげられたが、それは、定められた時になされたあかしにほかならない。

2:7
 そのために、わたしは立てられて宣教者、使徒となり(わたしは真実を言っている、偽ってはいない)、また異邦人に信仰と真理とを教える教師となったのである。

2:8
 男は、怒ったり争ったりしないで、どんな場所でも、きよい手をあげて祈ってほしい。


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聖書のことば 9月19日
益田カトリック教会
(携帯不可)
http://www.iwami.or.jp/masuka/seisyokotoba.html


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◆今日の読書


トビト記
(1:1-22)
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旧約聖書続編
トビト記―離散民の慰め、天使物語
離散民であるトビトが同胞のために働いたのに、失明の不運に陥るが、息子トビアに天使ラファエルの援助で、嫁とりと、快癒の幸運に恵まれる物語。国家から保護されない在外ユダヤ人が、同胞相助けていれば天使の助けがあるという、教訓民話。
http://www.asahi-net.or.jp/~zm4m-ootk/kyuyaku.html


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◆今週の聖書朗読 (新共同訳聖書)(イエスのカリタス修道女会)
(携帯不可)
http://www.m-caritas.jp/reading.html

2010年09月18日

Today's Bible story

今日9月18日(土)も良い日でありますように。

(聖母の土曜日)

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◆今日の聖書物語


ルカによる福音
(8:4-15)

8:4
 さて、大ぜいの群衆が集まり、その上、町々からの人たちがイエスのところに、ぞくぞくと押し寄せてきたので、一つの譬で話をされた、

8:5
 「種まきが種をまきに出て行った。まいているうちに、ある種は道ばたに落ち、踏みつけられ、そして空の鳥に食べられてしまった。

8:6
 ほかの種は岩の上に落ち、はえはしたが水気がないので枯れてしまった。

8:7
 ほかの種は、いばらの間に落ちたので、いばらも一緒に茂ってきて、それをふさいでしまった。

8:8
 ところが、ほかの種は良い地に落ちたので、はえ育って百倍もの実を結んだ」。こう語られたのち、声をあげて「聞く耳のある者は聞くがよい」と言われた。

8:9
 弟子たちは、この譬はどういう意味でしょうか、とイエスに質問した。

8:10
 そこで言われた、「あなたがたには、神の国の奥義を知ることが許されているが、ほかの人たちには、見ても見えず、聞いても悟られないために、譬で話すのである。

8:11
 この譬はこういう意味である。種は神の言である。

8:12
 道ばたに落ちたのは、聞いたのち、信じることも救われることもないように、悪魔によってその心から御言が奪い取られる人たちのことである。

8:13
 岩の上に落ちたのは、御言を聞いた時には喜んで受けいれるが、根が無いので、しばらくは信じていても、試錬の時が来ると、信仰を捨てる人たちのことである。

8:14
 いばらの中に落ちたのは、聞いてから日を過ごすうちに、生活の心づかいや富や快楽にふさがれて、実の熟するまでにならない人たちのことである。

8:15
 良い地に落ちたのは、御言を聞いたのち、これを正しい良い心でしっかりと守り、耐え忍んで実を結ぶに至る人たちのことである。


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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D5_252.htm


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コリント人への第一の手紙
(15:35-37、42-49)

15:35
 しかし、ある人は言うだろう。「どんなふうにして、死人がよみがえるのか。どんなからだをして来るのか」。

15:36
 おろかな人である。あなたのまくものは、死ななければ、生かされないではないか。

15:37
 また、あなたのまくのは、やがて成るべきからだをまくのではない。麦であっても、ほかの種であっても、ただの種粒にすぎない。

15:42
 死人の復活も、また同様である。朽ちるものでまかれ、朽ちないものによみがえり、

15:43
 卑しいものでまかれ、栄光あるものによみがえり、弱いものでまかれ、強いものによみがえり、

15:44
 肉のからだでまかれ、霊のからだによみがえるのである。肉のからだがあるのだから、霊のからだもあるわけである。

15:45
 聖書に「最初の人アダムは生きたものとなった」と書いてあるとおりである。しかし最後のアダムは命を与える霊となった。

15:46
 最初にあったのは、霊のものではなく肉のものであって、その後に霊のものが来るのである。

15:47
 第一の人は地から出て土に属し、第二の人は天から来る。

15:48
 この土に属する人に、土に属している人々は等しく、この天に属する人に、天に属している人々は等しいのである。

15:49
 すなわち、わたしたちは、土に属している形をとっているのと同様に、また天に属している形をとるであろう。


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◆今日の読書


バルク書
(3:9-15、24-4:4)
口語訳が無い為掲載できません。

旧約聖書続編
バルク書―エルサレムへの激励
かってバビロン捕囚中のエレミヤの弟子バルクの名で、故国エルサレムの送った手紙を装い、当時(後67〜70)ローマ軍とのユダヤ戦争で炎上陥落したエルサレムへの激励をしるした文書。この著者は、自己を前6世紀の状況の中において、現実の歴史を解釈しそれを暗示的、間接的に批判したとされます。
http://www.asahi-net.or.jp/~zm4m-ootk/kyuyaku.html


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◆今週の聖書朗読 (新共同訳聖書)(イエスのカリタス修道女会)
(携帯不可)
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2010年09月17日

Today's Bible story

今日9月17日(金)も良い日でありますように。

(聖ロベルト・ベラルミノ司教教会博士)

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◆今日の聖書物語


ルカによる福音
(8:1-3)

8:1
 そののちイエスは、神の国の福音を説きまた伝えながら、町々村々を巡回し続けられたが、十二弟子もお供をした。

8:2
 また悪霊を追い出され病気をいやされた数名の婦人たち、すなわち、七つの悪霊を追い出してもらったマグダラと呼ばれるマリヤ、

8:3
 ヘロデの家令クーザの妻ヨハンナ、スザンナ、そのほか多くの婦人たちも一緒にいて、自分たちの持ち物をもって一行に奉仕した。


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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D5_251.htm


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コリント人への第一の手紙
(15:12-20)

15:12
 さて、キリストは死人の中からよみがえったのだと宣べ伝えられているのに、あなたがたの中のある者が、死人の復活などはないと言っているのは、どうしたことか。

15:13
 もし死人の復活がないならば、キリストもよみがえらなかったであろう。

15:14
 もしキリストがよみがえらなかったとしたら、わたしたちの宣教はむなしく、あなたがたの信仰もまたむなしい。

15:15
 すると、わたしたちは神にそむく偽証人にさえなるわけだ。なぜなら、万一死人がよみがえらないとしたら、わたしたちは神が実際よみがえらせなかったはずのキリストを、よみがえらせたと言って、神に反するあかしを立てたことになるからである。

15:16
 もし死人がよみがえらないなら、キリストもよみがえらなかったであろう。

15:17
 もしキリストがよみがえらなかったとすれば、あなたがたの信仰は空虚なものとなり、あなたがたは、いまなお罪の中にいることになろう。

15:18
 そうだとすると、キリストにあって眠った者たちは、滅んでしまったのである。

15:19
 もしわたしたちが、この世の生活でキリストにあって単なる望みをいだいているだけだとすれば、わたしたちは、すべての人の中で最もあわれむべき存在となる。

15:20
 しかし事実、キリストは眠っている者の初穂として、死人の中からよみがえったのである。


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◆今日の読書


バルク書(1:14-2:5、3:1-8)
口語訳が無い為掲載できません。

旧約聖書続編
バルク書―エルサレムへの激励
かってバビロン捕囚中のエレミヤの弟子バルクの名で、故国エルサレムの送った手紙を装い、当時(後67〜70)ローマ軍とのユダヤ戦争で炎上陥落したエルサレムへの激励をしるした文書。この著者は、自己を前6世紀の状況の中において、現実の歴史を解釈しそれを暗示的、間接的に批判したとされます。
http://www.asahi-net.or.jp/~zm4m-ootk/kyuyaku.html


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◆今週の聖書朗読 (新共同訳聖書)(イエスのカリタス修道女会)
(携帯不可)
http://www.m-caritas.jp/reading.html

2010年09月16日

Today's Bible story

今日9月16日(木)も良い日でありますように。

聖コルネリオ教皇 (記)

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◆今日の聖書物語


ルカによる福音
(7:36-50)

7:36
 あるパリサイ人がイエスに、食事を共にしたいと申し出たので、そのパリサイ人の家にはいって食卓に着かれた。

7:37
 するとそのとき、その町で罪の女であったものが、パリサイ人の家で食卓に着いておられることを聞いて、香油が入れてある石膏のつぼを持ってきて、

7:38
 泣きながら、イエスのうしろでその足もとに寄り、まず涙でイエスの足をぬらし、自分の髪の毛でぬぐい、そして、その足に接吻して、香油を塗った。

7:39
 イエスを招いたパリサイ人がそれを見て、心の中で言った、「もしこの人が預言者であるなら、自分にさわっている女がだれだか、どんな女かわかるはずだ。それは罪の女なのだから」。

7:40
 そこでイエスは彼にむかって言われた、「シモン、あなたに言うことがある」。彼は「先生、おっしゃってください」と言った。

7:41
 イエスが言われた、「ある金貸しに金をかりた人がふたりいたが、ひとりは五百デナリ、もうひとりは五十デナリを借りていた。

7:42
 ところが、返すことができなかったので、彼はふたり共ゆるしてやった。このふたりのうちで、どちらが彼を多く愛するだろうか」。

7:43
 シモンが答えて言った、「多くゆるしてもらったほうだと思います」。イエスが言われた、「あなたの判断は正しい」。

7:44
 それから女の方に振り向いて、シモンに言われた、「この女を見ないか。わたしがあなたの家にはいってきた時に、あなたは足を洗う水をくれなかった。ところが、この女は涙でわたしの足をぬらし、髪の毛でふいてくれた。

7:45
 あなたはわたしに接吻をしてくれなかったが、彼女はわたしが家にはいった時から、わたしの足に接吻をしてやまなかった。

7:46
 あなたはわたしの頭に油を塗ってくれなかったが、彼女はわたしの足に香油を塗ってくれた。

7:47
 それであなたに言うが、この女は多く愛したから、その多くの罪はゆるされているのである。少しだけゆるされた者は、少しだけしか愛さない」。

7:48
 そして女に、「あなたの罪はゆるされた」と言われた。

7:49
 すると同席の者たちが心の中で言いはじめた、「罪をゆるすことさえするこの人は、いったい、何者だろう」。

7:50
 しかし、イエスは女にむかって言われた、「あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい」。


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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D5_250.htm


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コリント人への第一の手紙
(15:1-11)

15:1
 兄弟たちよ。わたしが以前あなたがたに伝えた福音、あなたがたが受けいれ、それによって立ってきたあの福音を、思い起してもらいたい。

15:2
 もしあなたがたが、いたずらに信じないで、わたしの宣べ伝えたとおりの言葉を固く守っておれば、この福音によって救われるのである。

15:3
 わたしが最も大事なこととしてあなたがたに伝えたのは、わたし自身も受けたことであった。すなわちキリストが、聖書に書いてあるとおり、わたしたちの罪のために死んだこと、

15:4
 そして葬られたこと、聖書に書いてあるとおり、三日目によみがえったこと、

15:5
 ケパに現れ、次に、十二人に現れたことである。

15:6
 そののち、五百人以上の兄弟たちに、同時に現れた。その中にはすでに眠った者たちもいるが、大多数はいまなお生存している。

15:7
 そののち、ヤコブに現れ、次に、すべての使徒たちに現れ、

15:8
 そして最後に、いわば、月足らずに生れたようなわたしにも、現れたのである。

15:9
 実際わたしは、神の教会を迫害したのであるから、使徒たちの中でいちばん小さい者であって、使徒と呼ばれる値うちのない者である。

15:10
 しかし、神の恵みによって、わたしは今日あるを得ているのである。そして、わたしに賜わった神の恵みはむだにならず、むしろ、わたしは彼らの中のだれよりも多く働いてきた。しかしそれは、わたし自身ではなく、わたしと共にあった神の恵みである。

15:11
 とにかく、わたしにせよ彼らにせよ、そのように、わたしたちは宣べ伝えており、そのように、あなたがたは信じたのである。


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◆今日の読書


エステル記
(5:1-5、7:1-10)

5:1
 三日目にエステルは王妃の服を着、王宮の内庭に入り、王の広間にむかって立った。王は王宮の玉座に座して王宮の入口にむかっていたが、

5:2
 王妃エステルが庭に立っているのを見て彼女に恵みを示し、その手にある金の笏をエステルの方に伸ばしたので、エステルは進みよってその笏の頭にさわった。

5:3
 王は彼女に言った、「王妃エステルよ、何を求めるのか。あなたの願いは何か。国の半ばでもあなたに与えよう」。

5:4
 エステルは言った、「もし王がよしとされるならば、きょうわたしが王のために設けた酒宴に、ハマンとご一緒にお臨みください」。

5:5
 そこで王は「ハマンを速く連れてきて、エステルの言うようにせよ」と言い、やがて王とハマンはエステルの設けた酒宴に臨んだ。

7:1
 王とハマンは王妃エステルの酒宴に臨んだ。

7:2
 このふつか目の酒宴に王はまたエステルに言った、「王妃エステルよ、あなたの求めることは何か。必ず聞かれる。あなたの願いは何か。国の半ばでも聞きとどけられる」。

7:3
 王妃エステルは答えて言った、「王よ、もしわたしが王の目の前に恵みを得、また王がもしよしとされるならば、わたしの求めにしたがってわたしの命をわたしに与え、またわたしの願いにしたがってわたしの民をわたしに与えてください。

7:4
 わたしとわたしの民は売られて滅ぼされ、殺され、絶やされようとしています。もしわたしたちが男女の奴隷として売られただけなら、わたしは黙っていたでしょう。わたしたちの難儀は王の損失とは比較にならないからです」。

7:5
 アハシュエロス王は王妃エステルに言った、「そんな事をしようと心にたくらんでいる者はだれか。またどこにいるのか」。

7:6
 エステルは言った、「そのあだ、その敵はこの悪いハマンです」。そこでハマンは王と王妃の前に恐れおののいた。

7:7
 王は怒って酒宴の席を立ち、宮殿の園へ行ったが、ハマンは残って王妃エステルに命ごいをした。彼は王が自分に害を加えようと定めたのを見たからである。

7:8
 王が宮殿の園から酒宴の場所に帰ってみると、エステルのいた長いすの上にハマンが伏していたので、王は言った、「彼はまたわたしの家で、しかもわたしの前で王妃をはずかしめようとするのか」。この言葉が王の口から出たとき、人々は、ハマンの顔をおおった。

7:9
 その時、王に付き添っていたひとりの侍従ハルボナが「王のためによい事を告げたあのモルデカイのためにハマンが用意した高さ五十キュビトの木がハマンの家に立っています」と言ったので、王は「彼をそれに掛けよ」と言った。

7:10
 そこで人々はハマンをモルデカイのために備えてあったその木に掛けた。こうして王の怒りは和らいだ。


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◆今週の聖書朗読 (新共同訳聖書)(イエスのカリタス修道女会)
(携帯不可)
http://www.m-caritas.jp/reading.html

2010年09月15日

Today's Bible story

今日9月15日(水)も良い日でありますように。

悲しみの聖母(記)

鹿児島教区司教座教会献堂記念日

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◆今日の聖書物語


ヨハネによる福音
(19:25-27)
または、
ルカによる福音
(2:33-35)


ヨハネによる福音
(19:25-27)

19:25
 さて、イエスの十字架のそばには、イエスの母と、母の姉妹と、クロパの妻マリヤと、マグダラのマリヤとが、たたずんでいた。

19:26
 イエスは、その母と愛弟子とがそばに立っているのをごらんになって、母にいわれた、「婦人よ、ごらんなさい。これはあなたの子です」。

19:27
 それからこの弟子に言われた、「ごらんなさい。これはあなたの母です」。そのとき以来、この弟子はイエスの母を自分の家に引きとった。


ルカによる福音
(2:33-35)

2:33
 父と母とは幼な子についてこのように語られたことを、不思議に思った。

2:34
 するとシメオンは彼らを祝し、そして母マリヤに言った、「ごらんなさい、この幼な子は、イスラエルの多くの人を倒れさせたり立ちあがらせたりするために、また反対を受けるしるしとして、定められています。―

2:35
 そして、あなた自身もつるぎで胸を刺し貫かれるでしょう。―それは多くの人の心にある思いが、現れるようになるためです」。


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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D5_249.htm


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ヘブル人への手紙
(5:7-9)

5:7
 キリストは、その肉の生活の時には、激しい叫びと涙とをもって、ご自分を死から救う力のあるかたに、祈と願いとをささげ、そして、その深い信仰のゆえに聞きいれられたのである。

5:8
 彼は御子であられたにもかかわらず、さまざまの苦しみによって従順を学び、

5:9
 そして、全き者とされたので、彼に従順であるすべての人に対して、永遠の救の源となり、


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◆今日の読書


エステル記(ギリシア語)
C:11-30
口語訳が無い為掲載できません。

エステル記(ギリシア語)
この物語はハマンの悪巧み(ユダヤ人抹殺計画)からモルデカイとエステルの努力によって民族が救われるという物語だ。いちばん感じたのは、神はその民を決して見捨てることはないという強い確信です。人間のどのようなたくらみも、神の前では明らかであり、神は決して人間の横暴を放っては置かないと思いました。物語にはギョッとするシーンも描写されていますが、大切なのは、神がこの物語の中で大胆に介入してくださるということでしょう。
http://ameblo.jp/knkouji/entry-10020477972.html

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◆今週の聖書朗読 (新共同訳聖書)(イエスのカリタス修道女会)
(携帯不可)
http://www.m-caritas.jp/reading.html

2010年09月14日

Today's Bible story

今日9月14日(火)も良い日でありますように。

十字架称賛(祝)

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◆今日の聖書物語


ヨハネによる福音
(3:13-17)

3:13
 天から下ってきた者、すなわち人の子のほかには、だれも天に上った者はない。

3:14
 そして、ちょうどモーセが荒野でへびを上げたように、人の子もまた上げられなければならない。

3:15
 それは彼を信じる者が、すべて永遠の命を得るためである」。

3:16
 神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。

3:17
 神が御子を世につかわされたのは、世をさばくためではなく、御子によって、この世が救われるためである。


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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D5_248.htm


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民数記(21:4b-9)
または、
フィリピ(2:6-11)


民数記(21:4b-9)

21:4b
 民はその道に堪えがたくなった。

21:5
 民は神とモーセとにむかい、つぶやいて言った、「あなたがたはなぜわたしたちをエジプトから導き上って、荒野で死なせようとするのですか。ここには食物もなく、水もありません。わたしたちはこの粗悪な食物はいやになりました」。

21:6
 そこで主は、火のへびを民のうちに送られた。へびは民をかんだので、イスラエルの民のうち、多くのものが死んだ。

21:7
 民はモーセのもとに行って言った、「わたしたちは主にむかい、またあなたにむかい、つぶやいて罪を犯しました。どうぞへびをわたしたちから取り去られるように主に祈ってください」。モーセは民のために祈った。

21:8
 そこで主はモーセに言われた、「火のへびを造って、それをさおの上に掛けなさい。すべてのかまれた者が仰いで、それを見るならば生きるであろう」。

21:9
 モーセは青銅で一つのへびを造り、それをさおの上に掛けて置いた。すべてへびにかまれた者はその青銅のへびを仰いで見て生きた。


ピリピ人への手紙
(2:6-11)

2:6
 キリストは、神のかたちであられたが、神と等しくあることを固守すべき事とは思わず、

2:7
 かえって、おのれをむなしうして僕のかたちをとり、人間の姿になられた。その有様は人と異ならず、

2:8
 おのれを低くして、死に至るまで、しかも十字架の死に至るまで従順であられた。

2:9
 それゆえに、神は彼を高く引き上げ、すべての名にまさる名を彼に賜わった。

2:10
 それは、イエスの御名によって、天上のもの、地上のもの、地下のものなど、あらゆるものがひざをかがめ、

2:11
 また、あらゆる舌が、「イエス・キリストは主である」と告白して、栄光を父なる神に帰するためである。


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◆今日の読書


ガラテヤ人への手紙 
(2:19-3:7、13-14、6:14-16)

2:19
 わたしは、神に生きるために、律法によって律法に死んだ。わたしはキリストと共に十字架につけられた。

2:20
 生きているのは、もはや、わたしではない。キリストが、わたしのうちに生きておられるのである。しかし、わたしがいま肉にあって生きているのは、わたしを愛し、わたしのためにご自身をささげられた神の御子を信じる信仰によって、生きているのである。

2:21
 わたしは、神の恵みを無にはしない。もし、義が律法によって得られるとすれば、キリストの死はむだであったことになる。

3:1
 ああ、物わかりのわるいガラテヤ人よ。十字架につけられたイエス・キリストが、あなたがたの目の前に描き出されたのに、いったい、だれがあなたがたを惑わしたのか。

3:2
 わたしは、ただこの一つの事を、あなたがたに聞いてみたい。あなたがたが御霊を受けたのは、律法を行ったからか、それとも、聞いて信じたからか。

3:3
 あなたがたは、そんなに物わかりがわるいのか。御霊で始めたのに、今になって肉で仕上げるというのか。

3:4
 あれほどの大きな経験をしたことは、むだであったのか。まさか、むだではあるまい。

3:5
 すると、あなたがたに御霊を賜い、力あるわざをあなたがたの間でなされたのは、律法を行ったからか、それとも、聞いて信じたからか。

3:6
 このように、アブラハムは「神を信じた。それによって、彼は義と認められた」のである。

3:7
 だから、信仰による者こそアブラハムの子であることを、知るべきである。

3:13
 キリストは、わたしたちのためにのろいとなって、わたしたちを律法ののろいからあがない出して下さった。聖書に、「木にかけられる者は、すべてのろわれる」と書いてある。

3:14
 それは、アブラハムの受けた祝福が、イエス・キリストにあって異邦人に及ぶためであり、約束された御霊を、わたしたちが信仰によって受けるためである。

6:14
 しかし、わたし自身には、わたしたちの主イエス・キリストの十字架以外に、誇とするものは、断じてあってはならない。この十字架につけられて、この世はわたしに対して死に、わたしもこの世に対して死んでしまったのである。

6:15
 割礼のあるなしは問題ではなく、ただ、新しく造られることこそ、重要なのである。

6:16
 この法則に従って進む人々の上に、平和とあわれみとがあるように。また、神のイスラエルの上にあるように。


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◆今週の聖書朗読 (新共同訳聖書)(イエスのカリタス修道女会)
(携帯不可)
http://www.m-caritas.jp/reading.html

2010年09月13日

Today's Bible story

今日9月13日(月)も良い日でありますように。

聖ヨハネ・クリゾストモ司教教会博士(記)

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◆今日の聖書物語


ルカによる福音
(7:1-10)

7:1
 イエスはこれらの言葉をことごとく人々に聞かせてしまったのち、カペナウムに帰ってこられた。

7:2
 ところが、ある百卒長の頼みにしていた僕が、病気になって死にかかっていた。

7:3
 この百卒長はイエスのことを聞いて、ユダヤ人の長老たちをイエスのところにつかわし、自分の僕を助けにきてくださるようにと、お願いした。

7:4
 彼らはイエスのところにきて、熱心に願って言った、「あの人はそうしていただくねうちがございます。

7:5
 わたしたちの国民を愛し、わたしたちのために会堂を建ててくれたのです」。

7:6
 そこで、イエスは彼らと連れだってお出かけになった。ところが、その家からほど遠くないあたりまでこられたとき、百卒長は友だちを送ってイエスに言わせた、「主よ、どうぞ、ご足労くださいませんように。わたしの屋根の下にあなたをお入れする資格は、わたしにはございません。

7:7
 それですから、自分でお迎えにあがるねうちさえないと思っていたのです。ただ、お言葉を下さい。そして、わたしの僕をなおしてください。

7:8
 わたしも権威の下に服している者ですが、わたしの下にも兵卒がいまして、ひとりの者に『行け』と言えば行き、ほかの者に『こい』と言えばきますし、また、僕に『これをせよ』と言えば、してくれるのです」。

7:9
 イエスはこれを聞いて非常に感心され、ついてきた群衆の方に振り向いて言われた、「あなたがたに言っておくが、これほどの信仰は、イスラエルの中でも見たことがない」。

7:10
 使にきた者たちが家に帰ってみると、僕は元気になっていた。


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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D5_247.htm


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コリント人への第一の手紙
(11:17-26、33)

11:17
 ところで、次のことを命じるについては、あなたがたをほめるわけにはいかない。というのは、あなたがたの集まりが利益にならないで、かえって損失になっているからである。

11:18
 まず、あなたがたが教会に集まる時、お互の間に分争があることを、わたしは耳にしており、そしていくぶんか、それを信じている。

11:19
 たしかに、あなたがたの中でほんとうの者が明らかにされるためには、分派もなければなるまい。

11:20
 そこで、あなたがたが一緒に集まるとき、主の晩餐を守ることができないでいる。

11:21
 というのは、食事の際、各自が自分の晩餐をかってに先に食べるので、飢えている人があるかと思えば、酔っている人がある始末である。

11:22
 あなたがたには、飲み食いをする家がないのか。それとも、神の教会を軽んじ、貧しい人々をはずかしめるのか。わたしはあなたがたに対して、なんと言おうか。あなたがたを、ほめようか。この事では、ほめるわけにはいかない。

11:23
 わたしは、主から受けたことを、また、あなたがたに伝えたのである。すなわち、主イエスは、渡される夜、パンをとり、

11:24
 感謝してこれをさき、そして言われた、「これはあなたがたのための、わたしのからだである。わたしを記念するため、このように行いなさい」。

11:25
 食事ののち、杯をも同じようにして言われた、「この杯は、わたしの血による新しい契約である。飲むたびに、わたしの記念として、このように行いなさい」。

11:26
 だから、あなたがたは、このパンを食し、この杯を飲むごとに、それによって、主がこられる時に至るまで、主の死を告げ知らせるのである。

11:33
 それだから、兄弟たちよ。食事のために集まる時には、互に待ち合わせなさい。


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◆今日の読書


エステル記
(3:1-15)

3:1
 これらの事の後、アハシュエロス王はアガグびとハンメダタの子ハマンを重んじ、これを昇進させて、自分と共にいるすべての大臣たちの上にその席を定めさせた。

3:2
 王の門の内にいる王の侍臣たちは皆ひざまずいてハマンに敬礼した。これは王が彼についてこうすることを命じたからである。しかしモルデカイはひざまずかず、また敬礼しなかった。

3:3
 そこで王の門にいる王の侍臣たちはモルデカイにむかって、「あなたはどうして王の命令にそむくのか」と言った。

3:4
 彼らは毎日モルデカイにこう言うけれども聞きいれなかったので、その事がゆるされるかどうかを見ようと、これをハマンに告げた。なぜならモルデカイはすでに自分のユダヤ人であることを彼らに語ったからである。

3:5
 ハマンはモルデカイのひざまずかず、また自分に敬礼しないのを見て怒りに満たされたが、

3:6
 ただモルデカイだけを殺すことを潔しとしなかった。彼らがモルデカイの属する民をハマンに知らせたので、ハマンはアハシュエロスの国のうちにいるすべてのユダヤ人、すなわちモルデカイの属する民をことごとく滅ぼそうと図った。

3:7
 アハシュエロス王の第十二年の正月すなわちニサンの月に、ハマンの前で、十二月すなわちアダルの月まで、一日一日のため、一月一月のために、プルすなわちくじを投げさせた。

3:8
 そしてハマンはアハシュエロス王に言った、「お国の各州にいる諸民のうちに、散らされて、別れ別れになっている一つの民がいます。その法律は他のすべての民のものと異なり、また彼らは王の法律を守りません。それゆえ彼らを許しておくことは王のためになりません。

3:9
 もし王がよしとされるならば、彼らを滅ぼせと詔をお書きください。そうすればわたしは王の事をつかさどる者たちの手に銀一万タラントを量りわたして、王の金庫に入れさせましょう」。

3:10
 そこで王は手から指輪をはずし、アガグびとハンメダタの子で、ユダヤ人の敵であるハマンにわたした。

3:11
 そして王はハマンに言った、「その銀はあなたに与える。その民もまたあなたに与えるから、よいと思うようにしなさい」。

3:12
 そこで正月の十三日に王の書記官が召し集められ、王の総督、各州の知事および諸民のつかさたちにハマンが命じたことをことごとく書きしるした。すなわち各州に送るものにはその文字を用い、諸民に送るものにはその言語を用い、おのおのアハシュエロス王の名をもってそれを書き、王の指輪をもってそれに印を押した。

3:13
 そして急使をもってその書を王の諸州に送り、十二月すなわちアダルの月の十三日に、一日のうちにすべてのユダヤ人を、若い者、老いた者、子供、女の別なく、ことごとく滅ぼし、殺し、絶やし、かつその貨財を奪い取れと命じた。

3:14
 この文書の写しを詔として各州に伝え、すべての民に公示して、その日のために備えさせようとした。

3:15
 急使は王の命令により急いで出ていった。この詔は首都スサで発布された。時に王とハマンは座して酒を飲んでいたが、スサの都はあわて惑った。


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◆今週の聖書朗読 (新共同訳聖書)(イエスのカリタス修道女会)
(携帯不可)
http://www.m-caritas.jp/reading.html

2010年09月12日

Today's Bible story

今日9月12日(日)

聖書物語の修正  ルカによる福音(5:1-32)→(15:1-32)

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◆今日の聖書物語


ルカによる福音
(15:1-32)

15:1
 さて、取税人や罪人たちが皆、イエスの話を聞こうとして近寄ってきた。

15:2
 するとパリサイ人や律法学者たちがつぶやいて、「この人は罪人たちを迎えて一緒に食事をしている」と言った。 15:3そこでイエスは彼らに、この譬をお話しになった、

15:4
 「あなたがたのうちに、百匹の羊を持っている者がいたとする。その一匹がいなくなったら、九十九匹を野原に残しておいて、いなくなった一匹を見つけるまでは捜し歩かないであろうか。

15:5
 そして見つけたら、喜んでそれを自分の肩に乗せ、

15:6
 家に帰ってきて友人や隣り人を呼び集め、『わたしと一緒に喜んでください。いなくなった羊を見つけましたから』と言うであろう。

15:7
 よく聞きなさい。それと同じように、罪人がひとりでも悔い改めるなら、悔改めを必要としない九十九人の正しい人のためにもまさる大きいよろこびが、天にあるであろう。

15:8
 また、ある女が銀貨十枚を持っていて、もしその一枚をなくしたとすれば、彼女はあかりをつけて家中を掃き、それを見つけるまでは注意深く捜さないであろうか。

15:9
 そして、見つけたなら、女友だちや近所の女たちを呼び集めて、『わたしと一緒に喜んでください。なくした銀貨が見つかりましたから』と言うであろう。

15:10
 よく聞きなさい。それと同じように、罪人がひとりでも悔い改めるなら、神の御使たちの前でよろこびがあるであろう」。

15:11
 また言われた、「ある人に、ふたりのむすこがあった。

15:12
 ところが、弟が父親に言った、『父よ、あなたの財産のうちでわたしがいただく分をください』。そこで、父はその身代をふたりに分けてやった。

15:13
 それから幾日もたたないうちに、弟は自分のものを全部とりまとめて遠い所へ行き、そこで放蕩に身を持ちくずして財産を使い果した。

15:14
 何もかも浪費してしまったのち、その地方にひどいききんがあったので、彼は食べることにも窮しはじめた。

15:15
 そこで、その地方のある住民のところに行って身を寄せたところが、その人は彼を畑にやって豚を飼わせた。

15:16
 彼は、豚の食べるいなご豆で腹を満たしたいと思うほどであったが、何もくれる人はなかった。

15:17
 そこで彼は本心に立ちかえって言った、『父のところには食物のあり余っている雇人が大ぜいいるのに、わたしはここで飢えて死のうとしている。

15:18
 立って、父のところへ帰って、こう言おう、父よ、わたしは天に対しても、あなたにむかっても、罪を犯しました。

15:19
 もう、あなたのむすこと呼ばれる資格はありません。どうぞ、雇人のひとり同様にしてください』。

15:20
 そこで立って、父のところへ出かけた。まだ遠く離れていたのに、父は彼をみとめ、哀れに思って走り寄り、その首をだいて接吻した。

15:21
 むすこは父に言った、『父よ、わたしは天に対しても、あなたにむかっても、罪を犯しました。もうあなたのむすこと呼ばれる資格はありません』。

15:22
 しかし父は僕たちに言いつけた、『さあ、早く、最上の着物を出してきてこの子に着せ、指輪を手にはめ、はきものを足にはかせなさい。

15:23
 また、肥えた子牛を引いてきてほふりなさい。食べて楽しもうではないか。

15:24
 このむすこが死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったのだから』。それから祝宴がはじまった。

15:25
 ところが、兄は畑にいたが、帰ってきて家に近づくと、音楽や踊りの音が聞えたので、

15:26
 ひとりの僕を呼んで、『いったい、これは何事なのか』と尋ねた。

15:27
 僕は答えた、『あなたのご兄弟がお帰りになりました。無事に迎えたというので、父上が肥えた子牛をほふらせなさったのです』。

15:28
 兄はおこって家にはいろうとしなかったので、父が出てきてなだめると、

15:29
 兄は父にむかって言った、『わたしは何か年もあなたに仕えて、一度でもあなたの言いつけにそむいたことはなかったのに、友だちと楽しむために子やぎ一匹も下さったことはありません。

15:30
 それだのに、遊女どもと一緒になって、あなたの身代を食いつぶしたこのあなたの子が帰ってくると、そのために肥えた子牛をほふりなさいました』。

15:31
 すると父は言った、『子よ、あなたはいつもわたしと一緒にいるし、またわたしのものは全部あなたのものだ。

15:32
 しかし、このあなたの弟は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったのだから、喜び祝うのはあたりまえである』」。
 
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Today's Bible story

今日9月12日(日)も良い日でありますように。

年間第24主日

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◆今日の聖書物語


ルカによる福音
(5:1-32)

5:1
 さて、群衆が神の言を聞こうとして押し寄せてきたとき、イエスはゲネサレ湖畔に立っておられたが、

5:2
 そこに二そうの小舟が寄せてあるのをごらんになった。漁師たちは、舟からおりて網を洗っていた。

5:3
 その一そうはシモンの舟であったが、イエスはそれに乗り込み、シモンに頼んで岸から少しこぎ出させ、そしてすわって、舟の中から群衆にお教えになった。

5:4
 話がすむと、シモンに「沖へこぎ出し、網をおろして漁をしてみなさい」と言われた。

5:5
 シモンは答えて言った、「先生、わたしたちは夜通し働きましたが、何も取れませんでした。しかし、お言葉ですから、網をおろしてみましょう」。

5:6
 そしてそのとおりにしたところ、おびただしい魚の群れがはいって、網が破れそうになった。

5:7
 そこで、もう一そうの舟にいた仲間に、加勢に来るよう合図をしたので、彼らがきて魚を両方の舟いっぱいに入れた。そのために、舟が沈みそうになった。

5:8
 これを見てシモン・ペテロは、イエスのひざもとにひれ伏して言った、「主よ、わたしから離れてください。わたしは罪深い者です」。

5:9
 彼も一緒にいた者たちもみな、取れた魚がおびただしいのに驚いたからである。

5:10
 シモンの仲間であったゼベダイの子ヤコブとヨハネも、同様であった。すると、イエスがシモンに言われた、「恐れることはない。今からあなたは人間をとる漁師になるのだ」。

5:11
 そこで彼らは舟を陸に引き上げ、いっさいを捨ててイエスに従った。

5:12
 イエスがある町におられた時、全身らい病になっている人がそこにいた。イエスを見ると、顔を地に伏せて願って言った、「主よ、みこころでしたら、きよめていただけるのですが」。

5:13
 イエスは手を伸ばして彼にさわり、「そうしてあげよう、きよくなれ」と言われた。すると、らい病がただちに去ってしまった。

5:14
 イエスは、だれにも話さないようにと彼に言い聞かせ、「ただ行って自分のからだを祭司に見せ、それからあなたのきよめのため、モーセが命じたとおりのささげ物をして、人々に証明しなさい」とお命じになった。

5:15
 しかし、イエスの評判はますますひろまって行き、おびただしい群衆が、教を聞いたり、病気をなおしてもらったりするために、集まってきた。

5:16
 しかしイエスは、寂しい所に退いて祈っておられた。

5:17
 ある日のこと、イエスが教えておられると、ガリラヤやユダヤの方々の村から、またエルサレムからきたパリサイ人や律法学者たちが、そこにすわっていた。主の力が働いて、イエスは人々をいやされた。

5:18
 その時、ある人々が、ひとりの中風をわずらっている人を床にのせたまま連れてきて、家の中に運び入れ、イエスの前に置こうとした。

5:19
 ところが、群衆のためにどうしても運び入れる方法がなかったので、屋根にのぼり、瓦をはいで、病人を床ごと群衆のまん中につりおろして、イエスの前においた。

5:20
 イエスは彼らの信仰を見て、「人よ、あなたの罪はゆるされた」と言われた。

5:21
 すると律法学者とパリサイ人たちとは、「神を汚すことを言うこの人は、いったい、何者だ。神おひとりのほかに、だれが罪をゆるすことができるか」と言って論じはじめた。

5:22
 イエスは彼らの論議を見ぬいて、「あなたがたは心の中で何を論じているのか。

5:23
 あなたの罪はゆるされたと言うのと、起きて歩けと言うのと、どちらがたやすいか。

5:24
 しかし、人の子は地上で罪をゆるす権威を持っていることが、あなたがたにわかるために」と彼らに対して言い、中風の者にむかって、「あなたに命じる。起きよ、床を取り上げて家に帰れ」と言われた。

5:25
 すると病人は即座にみんなの前で起きあがり、寝ていた床を取りあげて、神をあがめながら家に帰って行った。

5:26
 みんなの者は驚嘆してしまった。そして神をあがめ、おそれに満たされて、「きょうは驚くべきことを見た」と言った。

5:27
 そののち、イエスが出て行かれると、レビという名の取税人が収税所にすわっているのを見て、「わたしに従ってきなさい」と言われた。

5:28
 すると、彼はいっさいを捨てて立ちあがり、イエスに従ってきた。

5:29
 それから、レビは自分の家で、イエスのために盛大な宴会を催したが、取税人やそのほか大ぜいの人々が、共に食卓に着いていた。

5:30
 ところが、パリサイ人やその律法学者たちが、イエスの弟子たちに対してつぶやいて言った、「どうしてあなたがたは、取税人や罪人などと飲食を共にするのか」。

5:31
 イエスは答えて言われた、「健康な人には医者はいらない。いるのは病人である。

5:32
 わたしがきたのは、義人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためである」。


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主日の福音朗読
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D6_11.htm


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出エジプト記
(32:7-11、13-14)

32:7
 主はモーセに言われた、「急いで下りなさい。あなたがエジプトの国から導きのぼったあなたの民は悪いことをした。

32:8
 彼らは早くもわたしが命じた道を離れ、自分のために鋳物の子牛を造り、これを拝み、これに犠牲をささげて、『イスラエルよ、これはあなたをエジプトの国から導きのぼったあなたの神である』と言っている」。

32:9
 主はまたモーセに言われた、「わたしはこの民を見た。これはかたくなな民である。

32:10
 それで、わたしをとめるな。わたしの怒りは彼らにむかって燃え、彼らを滅ぼしつくすであろう。しかし、わたしはあなたを大いなる国民とするであろう」。

32:11
 モーセはその神、主をなだめて言った、「主よ、大いなる力と強き手をもって、エジプトの国から導き出されたあなたの民にむかって、なぜあなたの怒りが燃えるのでしょうか。

32:13
 あなたのしもべアブラハム、イサク、イスラエルに、あなたが御自身をさして誓い、『わたしは天の星のように、あなたがたの子孫を増し、わたしが約束したこの地を皆あなたがたの子孫に与えて、長くこれを所有させるであろう』と彼らに仰せられたことを覚えてください」。

32:14
 それで、主はその民に下すと言われた災について思い直された。


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テモテヘの第一の手紙
(1:12-17)

1:12
 わたしは、自分を強くして下さったわたしたちの主キリスト・イエスに感謝する。主はわたしを忠実な者と見て、この務に任じて下さったのである。

1:13
 わたしは以前には、神をそしる者、迫害する者、不遜な者であった。しかしわたしは、これらの事を、信仰がなかったとき、無知なためにしたのだから、あわれみをこうむったのである。

1:14
 その上、わたしたちの主の恵みが、キリスト・イエスにある信仰と愛とに伴い、ますます増し加わってきた。

1:15
 「キリスト・イエスは、罪人を救うためにこの世にきて下さった」という言葉は、確実で、そのまま受けいれるに足るものである。わたしは、その罪人のかしらなのである。

1:16
 しかし、わたしがあわれみをこうむったのは、キリスト・イエスが、まずわたしに対して限りない寛容を示し、そして、わたしが今後、彼を信じて永遠のいのちを受ける者の模範となるためである。

1:17
 世々の支配者、不朽にして見えざる唯一の神に、世々限りなく、ほまれと栄光とがあるように、アァメン。


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聖書のことば
http://www.iwami.or.jp/masuka/seisyokotoba.html


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◆今日の読書


エステル記 
(1:1-3、9-13、15-16、19、2:5-10、16-17)

1:1
 アハシュエロスすなわちインドからエチオピヤまで百二十七州を治めたアハシュエロスの世、

1:2
 アハシュエロス王が首都スサで、その国の位に座していたころ、

1:3
 その治世の第三年に、彼はその大臣および侍臣たちのために酒宴を設けた。ペルシャとメデアの将軍および貴族ならびに諸州の大臣たちがその前にいた。

1:9
 王妃ワシテもまたアハシュエロス王に属する王宮の内で女たちのために酒宴を設けた。

1:10
 七日目にアハシュエロス王は酒のために心が楽しくなり、王の前に仕える七人の侍従メホマン、ビズタ、ハルボナ、ビグタ、アバグタ、ゼタルおよびカルカスに命じて、

1:11
 王妃ワシテに王妃の冠をかぶらせて王の前にこさせよと言った。これは彼女が美しかったので、その美しさを民らと大臣たちに見せるためであった。

1:12
 ところが、王妃ワシテは侍従が伝えた王の命令に従って来ることを拒んだので、王は大いに憤り、その怒りが彼の内に燃えた。

1:13
 そこで王は時を知っている知者に言った、王はすべて法律と審判に通じている者に相談するのを常とした。

1:15
 「王妃ワシテは、アハシュエロス王が侍従をもって伝えた命令を行わないゆえ、法律に従って彼女にどうしたらよかろうか」。

1:16
 メムカンは王と大臣たちの前で言った、「王妃ワシテはただ王にむかって悪い事をしたばかりでなく、すべての大臣およびアハシュエロス王の各州のすべての民にむかってもしたのです。

1:19
 もし王がよしとされるならば、ワシテはこの後、再びアハシュエロス王の前にきてはならないという王の命令を下し、これをペルシャとメデアの法律の中に書きいれて変ることのないようにし、そして王妃の位を彼女にまさる他の者に与えなさい。

2:5
 さて首都スサにひとりのユダヤ人がいた。名をモルデカイといい、キシのひこ、シメイの孫、ヤイルの子で、ベニヤミンびとであった。

2:6
 彼はバビロンの王ネブカデネザルが捕えていったユダの王エコニヤと共に捕えられていった捕虜のひとりで、エルサレムから捕え移された者である。

2:7
 彼はそのおじの娘ハダッサすなわちエステルを養い育てた。彼女には父も母もなかったからである。このおとめは美しく、かわいらしかったが、その父母の死後、モルデカイは彼女を引きとって自分の娘としたのである。

2:8
 王の命令と詔が伝えられ、多くのおとめが首都スサに集められて、ヘガイの管理のもとにおかれたとき、エステルもまた王宮に携え行かれ、婦人をつかさどるヘガイの管理のもとにおかれた。

2:9
 このおとめはヘガイの心にかなって、そのいつくしみを得た。すなわちヘガイはすみやかに彼女に化粧の品々および食物の分け前を与え、また宮中から七人のすぐれた侍女を選んで彼女に付き添わせ、彼女とその侍女たちを婦人の居室のうちの最も良い所に移した。

2:10
 エステルは自分の民のことをも、自分の同族のことをも人に知らせなかった。モルデカイがこれを知らすなと彼女に命じたからである。

2:16
 エステルがアハシュエロス王に召されて王宮へ行ったのは、その治世の第七年の十月、すなわちテベテの月であった。

2:17
 王はすべての婦人にまさってエステルを愛したので、彼女はすべての処女にまさって王の前に恵みといつくしみとを得た。王はついに王妃の冠を彼女の頭にいただかせ、ワシテに代って王妃とした。


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◆今週の聖書朗読
http://www.m-caritas.jp/reading.html

2010年09月11日

Today's Bible story

今日9月11日(土)

(聖母の土曜日)

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◆今日の聖書物語


ルカによる福音
(6:43-49)

6:43
 悪い実のなる良い木はないし、また良い実のなる悪い木もない。

6:44
 木はそれぞれ、その実でわかる。いばらからいちじくを取ることはないし、野ばらからぶどうを摘むこともない。

6:45
 善人は良い心の倉から良い物を取り出し、悪人は悪い倉から悪い物を取り出す。心からあふれ出ることを、口が語るものである。

6:46
 わたしを主よ、主よ、と呼びながら、なぜわたしの言うことを行わないのか。

6:47
 わたしのもとにきて、わたしの言葉を聞いて行う者が、何に似ているか、あなたがたに教えよう。

6:48
 それは、地を深く掘り、岩の上に土台をすえて家を建てる人に似ている。洪水が出て激流がその家に押し寄せてきても、それを揺り動かすことはできない。よく建ててあるからである。

6:49
 しかし聞いても行わない人は、土台なしで、土の上に家を建てた人に似ている。激流がその家に押し寄せてきたら、たちまち倒れてしまい、その被害は大きいのである」。


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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D5_246.htm


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コリント人への第一の手紙
(10:14-22)

10:14
 それだから、愛する者たちよ。偶像礼拝を避けなさい。

10:15
 賢明なあなたがたに訴える。わたしの言うことを、自ら判断してみるがよい。

10:16
 わたしたちが祝福する祝福の杯、それはキリストの血にあずかることではないか。わたしたちがさくパン、それはキリストのからだにあずかることではないか。

10:17
 パンが一つであるから、わたしたちは多くいても、一つのからだなのである。みんなの者が一つのパンを共にいただくからである。

10:18
 肉によるイスラエルを見るがよい。供え物を食べる人たちは、祭壇にあずかるのではないか。

10:19
 すると、なんと言ったらよいか。偶像にささげる供え物は、何か意味があるのか。また、偶像は何かほんとうにあるものか。

10:20
 そうではない。人々が供える物は、悪霊ども、すなわち、神ならぬ者に供えるのである。わたしは、あなたがたが悪霊の仲間になることを望まない。

10:21
 主の杯と悪霊どもの杯とを、同時に飲むことはできない。主の食卓と悪霊どもの食卓とに、同時にあずかることはできない。

10:22
 それとも、わたしたちは主のねたみを起そうとするのか。わたしたちは、主よりも強いのだろうか。


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◆今日の読書


ユダの手紙 
(1-8、12-13、17-25)

1:1
 イエス・キリストの僕またヤコブの兄弟であるユダから、父なる神に愛され、イエス・キリストに守られている召された人々へ。

1:2
 あわれみと平安と愛とが、あなたがたに豊かに加わるように。

1:3
 愛する者たちよ。わたしたちが共にあずかっている救について、あなたがたに書きおくりたいと心から願っていたので、聖徒たちによって、ひとたび伝えられた信仰のために戦うことを勧めるように、手紙をおくる必要を感じるに至った。

1:4
 そのわけは、不信仰な人々がしのび込んできて、わたしたちの神の恵みを放縦な生活に変え、唯一の君であり、わたしたちの主であるイエス・キリストを否定しているからである。彼らは、このようなさばきを受けることに、昔から予告されているのである。

1:5
 あなたがたはみな、じゅうぶんに知っていることではあるが、主が民をエジプトの地から救い出して後、不信仰な者を滅ぼされたことを、思い起してもらいたい。

1:6
 主は、自分たちの地位を守ろうとはせず、そのおるべき所を捨て去った御使たちを、大いなる日のさばきのために、永久にしばりつけたまま、暗やみの中に閉じ込めておかれた。

1:7
 ソドム、ゴモラも、まわりの町々も、同様であって、同じように淫行にふけり、不自然な肉欲に走ったので、永遠の火の刑罰を受け、人々の見せしめにされている。

1:8
 しかし、これと同じように、これらの人々は、夢に迷わされて肉を汚し、権威ある者たちを軽んじ、栄光ある者たちをそしっている。

1:12
 彼らは、あなたがたの愛餐に加わるが、それを汚し、無遠慮に宴会に同席して、自分の腹を肥やしている。彼らは、いわば、風に吹きまわされる水なき雲、実らない枯れ果てて、抜き捨てられた秋の木、

1:13
 自分の恥をあわにして出す海の荒波、さまよう星である。彼らには、まっくらなやみが永久に用意されている。

1:17
 愛する者たちよ。わたしたちの主イエス・キリストの使徒たちが予告した言葉を思い出しなさい。

1:18
 彼らはあなたがたにこう言った、「終りの時に、あざける者たちがあらわれて、自分の不信心な欲のままに生活するであろう」。

1:19
 彼らは分派をつくる者、肉に属する者、御霊を持たない者たちである。

1:20
 しかし、愛する者たちよ。あなたがたは、最も神聖な信仰の上に自らを築き上げ、聖霊によって祈り、

1:21
 神の愛の中に自らを保ち、永遠のいのちを目あてとして、わたしたちの主イエス・キリストのあわれみを待ち望みなさい。

1:22
 疑いをいだく人々があれば、彼らをあわれみ、

1:23
 火の中から引き出して救ってやりなさい。また、そのほかの人たちを、おそれの心をもってあわれみなさい。しかし、肉に汚れた者に対しては、その下着さえも忌みきらいなさい。

1:24
 あなたがたを守ってつまずかない者とし、また、その栄光のまえに傷なき者として、喜びのうちに立たせて下さるかた、

1:25
 すなわち、わたしたちの救主なる唯一の神に、栄光、大能、力、権威が、わたしたちの主イエス・キリストによって、世々の初めにも、今も、また、世々限りなく、あるように、アァメン。


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◆今週の聖書朗読
(新共同訳聖書)
(イエスのカリタス修道女会)
http://www.m-caritas.jp/reading.html
posted by marion at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 本/雑誌 | 更新情報をチェックする