2012年11月15日

ルカによる福音(17:20-25)


今日 11月15日(木)も良い日でありますように。

(聖アルベルト司教教会博士)

☆今日の聖書物語

☆ルカによる福音(17:20-25)

17:20
 神の国はいつ来るのかと、パリサイ人が尋ねたので、イエスは答えて言われた、「神の国は、見られるかたちで来るものではない。

17:21
 また『見よ、ここにある』『あそこにある』などとも言えない。神の国は、実にあなたがたのただ中にあるのだ」。

17:22
 それから弟子たちに言われた、「あなたがたは、人の子の日を一日でも見たいと願っても見ることができない時が来るであろう。

17:23
 人々はあなたがたに、『見よ、あそこに』『見よ、ここに』と言うだろう。しかし、そちらへ行くな、彼らのあとを追うな。

17:24
 いなずまが天の端からひかり出て天の端へとひらめき渡るように、人の子もその日には同じようであるだろう。

17:25
 しかし、彼はまず多くの苦しみを受け、またこの時代の人々に捨てられねばならない。




☆ピレモンヘの手紙(7-20)

1:7
 兄弟よ。わたしは、あなたの愛によって多くの喜びと慰めとを与えられた。聖徒たちの心が、あなたによって力づけられたからである。

1:8
 こういうわけで、わたしは、キリストにあってあなたのなすべき事を、きわめて率直に指示してもよいと思うが、

1:9
 むしろ、愛のゆえにお願いする。すでに老年になり、今またキリスト・イエスの囚人となっているこのパウロが、

1:10
 捕われの身で産んだわたしの子供オネシモについて、あなたにお願いする。

1:11
 彼は以前は、あなたにとって無益な者であったが、今は、あなたにも、わたしにも、有益な者になった。

1:12
 彼をあなたのもとに送りかえす。彼はわたしの心である。

1:13
 わたしは彼を身近に引きとめておいて、わたしが福音のために捕われている間、あなたに代って仕えてもらいたかったのである。

1:14
 しかし、わたしは、あなたの承諾なしには何もしたくない。あなたが強制されて良い行いをするのではなく、自発的にすることを願っている。

1:15
 彼がしばらくの間あなたから離れていたのは、あなたが彼をいつまでも留めておくためであったかも知れない。

1:16
 しかも、もはや奴隷としてではなく、奴隷以上のもの、愛する兄弟としてである。とりわけ、わたしにとってそうであるが、ましてあなたにとっては、肉においても、主にあっても、それ以上であろう。

1:17
 そこで、もしわたしをあなたの信仰の友と思ってくれるなら、わたし同様に彼を受けいれてほしい。

1:18
 もし、彼があなたに何か不都合なことをしたか、あるいは、何か負債があれば、それをわたしの借りにしておいてほしい。

1:19
 このパウロが手ずからしるす、わたしがそれを返済する。この際、あなたが、あなた自身をわたしに負うていることについては、何も言うまい。

1:20
 兄弟よ。わたしはあなたから、主にあって何か益を得たいものである。わたしの心を、主にあって力づけてもらいたい。




☆詩編(146:7, 8-9a, 9bc-10)

146:7
 (主は)しえたげられる者のためにさばきをおこない、飢えた者に食物を与えられる。主は捕われ人を解き放たれる。

146:8
 主は盲人の目を開かれる。主はかがむ者を立たせられる。主は正しい者を愛される。

146:9
 主は寄留の他国人を守り、みなしごと、やもめとをささえられる。しかし、悪しき者の道を滅びに至らせられる。

146:10
 主はとこしえに統べ治められる。シオンよ、あなたの神はよろず代まで統べ治められる。主をほめたたえよ。




☆今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D8_306.htm
http://www.donboscojp.org/sdblogos/DI8.htm




☆今日の読書:マカバイ記2(7:20-41)

※iばいぶるメニュー検索新共同訳旧約聖書続編マカバイ記2より引用
http://www.bible.or.jp/i2/ni_apo.html

7章20節
 それにしても、称賛されるべきはこの母親であり、記憶されるべき模範であった。わずか一日のうちに七人の息子が惨殺されるのを直視しながら、主に対する希望のゆえに、喜んでこれに耐えたのである。

7章21節
 崇高な思いに満たされて、彼女は、息子たち一人一人に父祖たちの言葉で慰めを与え、女の心情を男の勇気で奮い立たせながら、彼らに言った。

7章22節
 「わたしは、お前たちがどのようにしてわたしの胎に宿ったのか知らない。お前たちに霊と命を恵んだのでもなく、わたしがお前たち一人一人の肢体を組み合わせたのでもない。

7章23節
 人の出生をつかさどり、あらゆるものに生命を与える世界の造り主は、憐れみをもって、霊と命を再びお前たちに与えてくださる。それは今ここで、お前たちが主の律法のためには、命をも惜しまないからだ。」

7章24節
 アンティオコスは侮辱されたと感じ、その声に非難の響きを聞き取った。彼は、いちばん末の息子がまだ生きていたので、言葉で勧告するだけでなく、誓いをもって、「もし先祖の慣習を捨てるなら、富と最高の幸福を保障し、王の友人として遇し、仕事も与えよう」と約束した。

7章25節
 だが、若者が全く耳を貸そうとしないので、王は母親を呼び寄せて、少年を救うために一役買うようにと勧めた。

7章26節
 王があまりに強く勧めるので、母親は息子を説得することを承知した。

7章27節
 しかし母親は、若者の上に身をかがめ、残酷な暴君をあざけってから、父祖たちの言葉で言った。「わが子よ、わたしを憐れんでおくれ。わたしはお前を九か月も胎に宿し、三年間乳を含ませ、養い、この年になるまで導き育ててきました。

7章28節
 子よ、天と地に目を向け、そこにある万物を見て、神がこれらのものを既に在ったものから造られたのではないこと、そして人間も例外ではないということを知っておくれ。

7章29節
 この死刑執行人を恐れてはなりません。兄たちに倣って、喜んで死を受け入れなさい。そうすれば、憐れみによってわたしは、お前を兄たちと共に、神様から戻していただけるでしょう。」

7章30節
 彼女が語り終えるとすぐ、若者は王に言った。「何を待っているのだ。わたしは王の命令などに耳は貸さない。わたしが従うのは、モーセを通して我々の先祖に与えられた律法の命令である。

7章31節
 しかし、ヘブライ人に対して悪辣非道を重ねてきたあなたは、神の御手を逃れることはできないのだ。

7章32節
 我々が今苦しんでいるのは、我々自身の罪のせいだ。

7章33節
 我々の生ける主は、戒めと教育のため、しばしの間怒られても、御自分の僕たちと必ず和解してくださるのだ。

7章34節
 不信心で、人類のうち最も汚れた者よ、あなたは天の子らの上に手を振り上げ、むなしい望みを掲げてしたいほうだいのことをしているが、思い上がりも程々にしたらどうか。

7章35節
 あなたはまだ、全能にしてすべてを見通される神の裁きから逃れおおせたわけではない。

7章36節
 わたしたち兄弟は、永遠の命のために、つかの間の苦痛を忍び、神の契約の下に倒れたのだ。だがあなたは、神に裁かれ、その高慢さに似合った罰を受けるがいい。

7章37節
 わたしも、兄たちに倣って、この肉体と命を、父祖伝来の律法のために献げる。神が一刻も早く、わが民族に憐れみを回復し、また、あなたには苦しみと鞭を与えて、この方こそ神であるとあなたが認めるよう、わたしは願っている。

7章38節
 わたしたち一族の者全員に、正しくも下された全能の神の怒りが、どうかわたしとわたしの兄弟たちをもって終わるように。」

7章39節
 すると王は彼に対して憤りを覚え、このあざけりを苦々しく思って、他の者以上に彼を残酷に扱った。

7章40節
 こうしてこの罪もない若者は、主を完全に信頼しつつ世を去ったのである。

7章41節
 最後に、子供たちの母親も死んだ。




†主の平安




☆携帯で読む聖書(口語訳)
http://www.keitaibible.net/m2/index.html

☆口語訳聖書(PDF版)
http://bible.salterrae.net/kougo/pdf/

☆教会カレンダー
http://www.pauline.or.jp/calendariocappella/

☆今週の聖書朗読 (新共同訳)(イエスのカリタス修道女会)
http://www.m-caritas.jp/reading.html

☆カトリック千葉寺教会
http://www.chibaderacatholic.jp/

☆CNA今日の聖書朗読(英語)
http://www.catholicnewsagency.com/calendarday.php?date=2012-11-15

☆USCCB Bible Daily Readings
http://www.usccb.org/bible/readings/111512.cfm

☆Douay-Rheims Bible
http://www.drbo.org/

☆The World English Bible
http://ebible.org/web/
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