今日 5月22日(金)も良い日でありますように。
(聖リタ −カシャ− 修道女 )
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☆今日の聖書物語
ヨハネによる福音 21:15-19
彼らが食事をすませると、イエスはシモン・ペテロに言われた、「ヨハネの子シモンよ、あなたはこの人たちが愛する以上に、わたしを愛するか」。ペテロは言った、「主よ、そうです。わたしがあなたを愛することは、あなたがご存じです」。イエスは彼に「わたしの小羊を養いなさい」と言われた。
またもう一度彼に言われた、「ヨハネの子シモンよ、わたしを愛するか」。彼はイエスに言った、「主よ、そうです。わたしがあなたを愛することは、あなたがご存じです」。イエスは彼に言われた、「わたしの羊を飼いなさい」。
イエスは三度目に言われた、「ヨハネの子シモンよ、わたしを愛するか」。ペテロは「わたしを愛するか」とイエスが三度も言われたので、心をいためてイエスに言った、「主よ、あなたはすべてをご存じです。わたしがあなたを愛していることは、おわかりになっています」。イエスは彼に言われた、「わたしの羊を養いなさい。
よくよくあなたに言っておく。あなたが若かった時には、自分で帯をしめて、思いのままに歩きまわっていた。しかし年をとってからは、自分の手をのばすことになろう。そして、ほかの人があなたに帯を結びつけ、行きたくない所へ連れて行くであろう」。
これは、ペテロがどんな死に方で、神の栄光をあらわすかを示すために、お話しになったのである。こう話してから、「わたしに従ってきなさい」と言われた。
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☆今日の『み言葉』
ヨハネによる福音 21:15-19
復活したイエスとペトロとの対話の場面です。イエスは三度にわたって「私を愛しているか」とペトロに問いかけます。これはペトロがイエスの受難の際に三度、イエスのことを否認したことに由来しています。イエスがペトロに三度目の質問をしたとき、「ペトロは悲しくなった」と福音書には書いています。この悲しみは、かつてイエスを否認したことをイエスがまだ赦されていないとペトロが察したためであり、イエスがペトロのことを信用していないとペトロが感じたためでもあります。それゆえペトロは「私があなたを愛していることはあなたがよく知っておられます」と答えました。イエスはこれには答えられません。ペトロがイエスのことを本当に愛しているとイエスが知っているはずだというのはペトロがそう思っている、願っていることなのかもしれません。
イエスの受難の前にも決してイエスを否認することはない、と断言したペトロでしたが、自分の身の安全を慮ったために、彼の言ったとおりの結果にはなりませんでした。最後までイエスに従うことができなかったのです。ペトロの思い込みと現実との乖離があります。ペトロはこのことにいまだに気がついていないようです。イエスははっきりとイエスに従うことは死ぬことであると言われました。そして最後に「私に従いなさい」とペトロを招かれました。ペトロがイエスを愛している、イエスに愛されているという思いと現実とが一つになる機会が訪れました。
私たちは体験で、現実を知るつらさを知っています。それを受け入れて乗り越えることができたときに、私たちは人として成長することができます。ペトロのようにイエスを愛することは従うことであるという現実と直面するときに、私たちが勇気をもって「従う」ことができるように、それをとおしてキリスト者として成長することができるように願いたいものです。
T・K
http://www.donboscojp.org/sdblogos/C4_132.htm
より転載
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◇ May 22, 2015 Daily Mass Reading
http://ccc.usccb.org/cccradio/NABPodcasts/15_05_22.mp3
◇ Daily Readings May 22, 2015
http://www.usccb.org/bible/readings/052215.cfm
†主の平安
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2015年05月22日
Kyohno Seisho Monogatari (s)
posted by marion at 11:30| 千葉 ☁| 本/雑誌
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