今日 5月30日(土)も良い日でありますように。
(聖母の土曜日)
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☆今日の聖書物語
マルコによる福音 11:27-33
彼らはまたエルサレムにきた。そして、イエスが宮の内を歩いておられると、祭司長、律法学者、長老たちが、みもとにきて言った、
「何の権威によってこれらの事をするのですか。だれが、そうする権威を授けたのですか」。
そこで、イエスは彼らに言われた、「一つだけ尋ねよう。それに答えてほしい。そうしたら、何の権威によって、わたしがこれらの事をするのか、あなたがたに言おう。
ヨハネのバプテスマは天からであったか、人からであったか、答えなさい」。
すると、彼らは互に論じて言った、「もし天からだと言えば、では、なぜ彼を信じなかったのか、とイエスは言うだろう。
しかし、人からだと言えば……」。彼らは群衆を恐れていた。人々が皆、ヨハネを預言者だとほんとうに思っていたからである。
それで彼らは「わたしたちにはわかりません」と答えた。するとイエスは言われた、「わたしも何の権威によってこれらの事をするのか、あなたがたに言うまい」。
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☆今日の『み言葉』
マルコによる福音 11:27-33
祭司長、律法学者、長老たちの「何の権威で、このようなことをしているのか。だれが、そうする権威を与えたのか」というイエスさまへの問いからこの箇所が始まっています。このようなことというのは文脈から神殿の境内から商人たちを追い出し、商売することを止めさせたことを意味しています。
神殿でのビジネスを強引に止めさせたときにイエスさまは「神殿は祈りの家」であることを明らかにしました。神さまのことを意識させています。この一連のイエスさまの行為に対して「どのように殺そうかと謀った」とありますので、ユダヤ教のリーダーたちの怒りは普通ではなかったことが想像できます。
怒りに満ちた彼らの心境から最初の質問をみると、「我々に黙ってなぜ勝手なことをするのか」「我々の許可もなく勝手なことをするな」と読み直すことができます。神殿でのビジネスを許可していた以上は当然何らかの収入が神殿側にあったと考えるのが普通で、商人たちとユダヤ教のリーダーたちとのつながりの深さも想像できます。
ユダヤ教のリーダーたちは商売の邪魔をされたことに腹を立ててイエスさまを問い詰めようとしますが、逆にイエスさまに質問されてしまいます。イエスさまの質問の内容はまた神さまを意識させることだけでなく、神さまを軽んじていることをユダヤ教のリーダーたちに諭すものでした。
私たちには神さまのことを忘れ、自分のやっていることを振り返ろうとしない浅薄さがあります。人のためと言いながら自分のために動いていることがあります。自分のことを振り返ることを大切にして神さまに対して他人に対してもっと開かれた者になるように努めましょう。
T.K
http://www.donboscojp.org/sdblogos/C4_183.htm#80
より転載
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◇ May 30, 2015 Daily Mass Reading
http://ccc.usccb.org/cccradio/NABPodcasts/15_05_30.mp3
◇ Daily Readings May 30, 2015
http://www.usccb.org/bible/readings/053015.cfm
†主の平安
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2015年05月30日
Kyohno Seisho Monogatari (s)
posted by marion at 11:30| 千葉 ☁| 本/雑誌
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