今日も一日良い日でありますように!
(聖クリストバル・マガヤネス司祭と同志殉教者)
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☆今日の聖書物語 *
マルコによる福音 9:14-29
さて、彼らがほかの弟子たちの所にきて見ると、大ぜいの群衆が弟子たちを取り囲み、そして律法学者たちが彼らと論じ合っていた。
群衆はみな、すぐイエスを見つけて、非常に驚き、駆け寄ってきて、あいさつをした。
イエスが彼らに、「あなたがたは彼らと何を論じているのか」と尋ねられると、
群衆のひとりが答えた、「先生、おしの霊につかれているわたしのむすこを、こちらに連れて参りました。
霊がこのむすこにとりつきますと、どこででも彼を引き倒し、それから彼はあわを吹き、歯をくいしばり、からだをこわばらせてしまいます。それでお弟子たちに、この霊を追い出してくださるように願いましたが、できませんでした」。
イエスは答えて言われた、「ああ、なんという不信仰な時代であろう。いつまで、わたしはあなたがたと一緒におられようか。いつまで、あなたがたに我慢ができようか。その子をわたしの所に連れてきなさい」。
そこで人々は、その子をみもとに連れてきた。霊がイエスを見るや否や、その子をひきつけさせたので、子は地に倒れ、あわを吹きながらころげまわった。
そこで、イエスが父親に「いつごろから、こんなになったのか」と尋ねられると、父親は答えた、「幼い時からです。
霊はたびたび、この子を火の中、水の中に投げ入れて、殺そうとしました。しかしできますれば、わたしどもをあわれんでお助けください」。
イエスは彼に言われた、「もしできれば、と言うのか。信ずる者には、どんな事でもできる」。
その子の父親はすぐ叫んで言った、「信じます。不信仰なわたしを、お助けください」。
イエスは群衆が駆け寄って来るのをごらんになって、けがれた霊をしかって言われた、「おしとつんぼの霊よ、わたしがおまえに命じる。この子から出て行け。二度と、はいって来るな」。
すると霊は叫び声をあげ、激しく引きつけさせて出て行った。その子は死人のようになったので、多くの人は、死んだのだと言った。
しかし、イエスが手を取って起されると、その子は立ち上がった。
家にはいられたとき、弟子たちはひそかにお尋ねした、「わたしたちは、どうして霊を追い出せなかったのですか」。
すると、イエスは言われた、「このたぐいは、祈によらなければ、どうしても追い出すことはできない」。
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☆今日の『み言葉』
マルコによる福音 9:14-29
「できれば頼む」なんて言い方をよくするが、これはできなければこちらで別の手立てがあるよ、ということだ。程度の差はあれ、相手へのお願い度はそんなに高くない。人間関係においてはこれでもいいことはある。
全能の神に対して、私たちは何をどのように願っているだろうか。「御心ならば」と言っているつもりで本当は「できれば」とお願いしていないだろうか。そうであればその程度のもの(こと)しか願っていないということだ。神をみくびっているってことだ。
このお父さんはイエスに指摘されてハッと気づいて言う。
「信じます。信仰のないわたしをお助けください!」。
イエスは今日私たちに問う。
「信じてますか?信じる者には何でもできる!」。
YS
http://www.donboscojp.org/sdblogos/C4_172.htm#69
より転載
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◇ May 21, 2018 Daily Mass Reading
http://ccc.usccb.org/cccradio/NABPodcasts/18_05_21.mp3
◇ Daily Readings May 21, 2018
http://www.usccb.org/bible/readings/052118.cfm
†主の平安
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2018年05月21日
Kyohno Seisho Monogatari (s)
posted by marion at 11:31| 千葉 ☁| 本/雑誌
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