2022年08月27日

 Kyohno Seisho Monogatari

良い一日を過ごしましょう!

年間第21土曜日

聖モニカ(記)

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<今日の聖書物語 *>

(マタイによる福音 25:14-30)

25:14
 また天国は、ある人が旅に出るとき、その僕どもを呼んで、自分の財産を預けるようなものである。

25:15
 すなわち、それぞれの能力に応じて、ある者には五タラント、ある者には二タラント、ある者には一タラントを与えて、旅に出た。

25:16
 五タラントを渡された者は、すぐに行って、それで商売をして、ほかに五タラントをもうけた。

25:17
 二タラントの者も同様にして、ほかに二タラントをもうけた。

25:18
 しかし、一タラントを渡された者は、行って地を掘り、主人の金を隠しておいた。

25:19
 だいぶ時がたってから、これらの僕の主人が帰ってきて、彼らと計算をしはじめた。

25:20
 すると五タラントを渡された者が進み出て、ほかの五タラントをさし出して言った、『ご主人様、あなたはわたしに五タラントをお預けになりましたが、ごらんのとおり、ほかに五タラントをもうけました』。

25:21
 主人は彼に言った、『良い忠実な僕よ、よくやった。あなたはわずかなものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ』。

25:22
 二タラントの者も進み出て言った、『ご主人様、あなたはわたしに二タラントをお預けになりましたが、ごらんのとおり、ほかに二タラントをもうけました』。

25:23
 主人は彼に言った、『良い忠実な僕よ、よくやった。あなたはわずかなものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ』。

25:24
 一タラントを渡された者も進み出て言った、『ご主人様、わたしはあなたが、まかない所から刈り、散らさない所から集める酷な人であることを承知していました。

25:25
 そこで恐ろしさのあまり、行って、あなたのタラントを地の中に隠しておきました。ごらんください。ここにあなたのお金がございます』。

25:26
 すると、主人は彼に答えて言った、『悪い怠惰な僕よ、あなたはわたしが、まかない所から刈り、散らさない所から集めることを知っているのか。

25:27
 それなら、わたしの金を銀行に預けておくべきであった。そうしたら、わたしは帰ってきて、利子と一緒にわたしの金を返してもらえたであろうに。

25:28
 さあ、そのタラントをこの者から取りあげて、十タラントを持っている者にやりなさい。

25:29
 おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう。

25:30
 この役に立たない僕を外の暗い所に追い出すがよい。彼は、そこで泣き叫んだり、歯がみをしたりするであろう』。

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<今日の『み言葉』>

み言葉の朗読を聴こう!(新共同訳)
(マタイによる福音 25:14-30)
http://www.donboscojp.org/sdblogos/images/sc4_310_1.mp3

み言葉について
(マタイによる福音 25:14-30)

 イエスの話された喩えは幾つかあるが、その中で間違いなく人の心を打つ喩えがある。

良いサマリア人の話し、失われた息子の話、失われた羊の話。

この喩えが明かす神の愛と赦す心は全ての人を感動させる。

きょうの福音のタラントンの喩えも、その一つである。

外の闇に投げ出されて泣き叫ぶ、役立たずとされた僕は、実は1タラントンも与えられていたのである。

それは当時の一般労働者の20年分にあたる賃金なのだ。

彼は決して軽んじられていたわけではない。十二分の力が与えられていた。

だから厳しく責任を問われたのである。

 私たちは神から出て神に帰る旅をしている。

旅に必要なものは全て与えられている、とこの喩えは云っている。

他人を見て羨ましく思ってはならない。

それよりも自分が何を頂いているかを調べてみよう。

そこに計り知れない神の恵みと導きを、きっと見出すだろう。

神に感謝!

村上康助sdb

http://www.donboscojp.org/sdblogos/C4_261.htm#310
より転載

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(コリント人への第一の手紙 1:26-31)

1:26
 兄弟たちよ。あなたがたが召された時のことを考えてみるがよい。人間的には、知恵のある者が多くはなく、権力のある者も多くはなく、身分の高い者も多くはいない。

1:27
 それだのに神は、知者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選び、

1:28
 有力な者を無力な者にするために、この世で身分の低い者や軽んじられている者、すなわち、無きに等しい者を、あえて選ばれたのである。

1:29
 それは、どんな人間でも、神のみまえに誇ることがないためである。

1:30
 あなたがたがキリスト・イエスにあるのは、神によるのである。キリストは神に立てられて、わたしたちの知恵となり、義と聖とあがないとになられたのである。

1:31
 それは、「誇る者は主を誇れ」と書いてあるとおりである。

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†主の平安

☆ (BGM) Abiding Radio Instrumental
https://www.abidingradio.org/radio/instrumental

* 口語訳聖書
http://bible.salterrae.net/kougo/html/

☆ 日本聖書協会 聖書本文検索
http://www.bible.or.jp/read/vers_search.html

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posted by marion at 00:46| 千葉 🌁| 本/雑誌 | 更新情報をチェックする